ブルータス - BRUTUS | 698

マガジンワールド|株式会社マガジンハウス
 

No.698 CONTENTS

features

018 映画監督は語る。
020 特集
映画監督論
021 100 DIRECTORS' INDEX & PROFILE
026 拝啓 ウディ・アレン様、冨永昌敬。/是枝裕和はなぜ映画を撮るのか?/清水崇が語る、これからの3D。/浅野忠信的映画監督論。/イ・チャンドン、キム・ジウン、ヤン・イクチュン、韓国監督の今。/2010年代を担う7人のハリウッド監督。/映画界を牛耳る中南米コネクションとは?/80歳の監督、ゴダールとイーストウッド。/西川美和名画座オープン。/三谷幸喜監督宣言。/宮藤官九郎、デヴィッド・フィンチャー、ソフィア・コッポラ、ペドロ・コスタ、アッバス・キアロスタミ…etc.
031 コラム1 滝本 誠のダンテ・ラム論
041 コラム2 安西水丸の廣木隆一論
050 なぜ、トラン・アン・ユンは村上春樹を映画化できたのか?
079 映画監督が愛する映画監督。 石井裕也、大森一樹、大森立嗣、金子修介、熊切和嘉、黒沢清、小林聖太郎、是枝裕和、阪本順治、清水崇、鈴木卓爾、諏訪敦彦、タナダユキ、塚本晋也、冨永昌敬、中村義洋、平山秀幸、深川栄洋、松江哲明、松岡錠司、山下敦弘、横浜聡子、李相日
095 コラム3 細川 徹のチャウ・シンチー論
105 コラム4 町山智浩のアレックス・ギブニー論
115 ブルータス座『GONZO』
 

regulars

009 Et tu, Brute?  「クリス・コルファー」ほか
065 Brutus Best Bets 新製品、ニューオープン情報
122 人間関係 417 写真/篠山紀信
『ノメル友』吹石一恵、伊東四朗
125 Begin Your Journey 050 VW CROSS POLO
127 SUPREME BRUTUS
「エドゥアルド・ウスペンスキー」ほか
136 BRUT@STYLE 242 chesterfield
140 グルマン温故知新 329 モルソー/ボノミー
142 みやげもん 103 狆鯛/次号予告
118 BRUTUS BACK ISSUES/定期購読募集
 
【SPECIAL CONTENTS】
知ってる? この映画監督。
今号では100名の映画監督が登場します。おなじみの人から、知っているという程度の名前、まったく知らない監督もいるでしょう。ここでは、その中から5名を紹介します。さて、この監督たちの代表作品を観たことありますか? この5名を含めた100人の監督論は、本誌にて!
From Editors 1

ブルータス映画特集恒例の特別試写会『ブルータス座』の上映作品は『Gonzo:The Life and Work of Dr.Hunter S Thompson(原題)』。“ゴンゾジャーナリスト”ハンター・S・トンプソンのドキュメンタリー作品。詳しくは本誌にて。

映画監督のことを知れば、もっと映画が面白くなる。

毎年、テーマと切り口を変えてお届けしているブルータスの映画特集。今年のテーマは「映画監督」。
“映画監督のことを知れば、もっと映画が面白くなる。”
そんな気持ちでたくさんの映画監督と出会い、この特集は出来上がりました。

ウディ・アレン監督がニューヨークのアトリエで、私たちに語ってくれました。
「私の映画は自分で何を観たいか決めることができる洗練された観客に頼っている。ある監督の過去の作品を面白いと思ったなら、新作を他人がどう思おうと、どう宣伝されていようと観ようとする。でもそれはとても洗練された映画の見方だね。ほとんどの人は朝起きて新聞を開いて、出てくる広告でその日どの映画を見るかを決める。それは世界中どこでも同じだと思うな」。
なんだか、この特集を作った私たちの気持ちを代弁してくれているようでした。

三谷幸喜監督が新作「ステキな金縛り」の編集作業中、私たちに語ってくれました。
「あらゆる監督が最初に作った一本目が最も高い完成度ということはありえない。誰だって成長していくんですよね。その成長の度合いをリアルタイムで見るってことの面白さは、現役の映画監督の作品を見続けていくと、きっとありますよね。監督の変化を見るという楽しみ方はあると思います」。
三谷監督のインタビューは映画監督で映画を見る楽しさを再認識させてくれる言葉の数々でした。

浅野忠信さんが独自の映画監督論を語ってくれた後、一言付け加えてくれました。
「見る方も、出る方も、映画監督をもっと知れば、映画は面白くなるよね」

映画監督のことをたくさん考えて、映画監督のことをたくさん語ったこの特集、映画好きだけでなく、これから映画好きになる人にも、ぜひ、見てほしい一冊です。

 

●伊藤総研(本誌担当編集)

このページの先頭へ

From Editors 2

もちろん、「で、一番人気は誰だ」とか「ここの監督同士は相思相愛か」みたいな読み方も全然アリです。本誌で確認を。

同業者にしかわからないことがある。
映画監督による映画監督論。

「あなたの好きな映画は?」
会話の中でさらっと聞いたり聞かれたりすることも多い質問ですが、これ答えられますか?
個人的には、好きな映画ってその人の嗜好や人格を表すところが大きいと思うので、答えるのにも慎重になるし、そもそも本当にその映画が自分にとって特別なのか確信を持てなかったり。映画好きな人ほど余計に難しいんじゃないでしょうか。映画にかかわる仕事をしている人ならなおさらです。

…と、自覚しておきながら、今回の特集のBook in Bookで23人の映画監督にあえて聞いてみました。
「あなたの好きな映画監督は?」。
黒澤明やヒッチコックといった故人の巨匠は除いて、現役の監督という条件で。

現役である以上、ある意味ライバルである同業者の名前を挙げることに難色を示される方もいたのですが、だからこそ赤裸々な本音が見えるものになったのではないかと。『悪人』の李相日監督は「どうしたらそんなふうに撮れるのか。その秘密が知りたい」と言って、6人の監督の名前を挙げてくれました。同業だからわかる、その凄みがあるのです。
興行収入や観客動員数、一般的な評価とは必ずしも一致しませんが、だからこそ映画に対する新しい視点を与えてくれるような気がします。間違いなく熟読要素大です!

 

●中西 剛(本誌担当編集)

このページの先頭へ