No.726 CONTENTS
features
| 020 | 特集 マンガが好きで好きでたまらない。 |
| 022 | ![]() 特別対談 松本大洋×五十嵐大介 「僕たちが好きでたまらないマンガの話を、しよう。」 |
| 027 | 五十嵐大介描き下ろし『海獣の子供』サイドストーリー 「ある旅人のはなし」 |
| 040 | 『3月のライオン』──高橋源一郎 |
| 042 | 『宇宙兄第』──麻生久美子×真心ブラザーズ |
| 044 | 『ふらり。』──柴崎友香 |
| 046 | 『耳かき仕事人サミュエル』──ピエール瀧×しまおまほ |
| 048 | 『あの日からのマンガ』──しりあがり寿×宮沢章夫 |
| 050 | 『グラゼ二』──宇野常寛 |
| 052 | 『地上はポケットの中の庭』──江口宏志×小林エリカ |
| 054 | 『どげせん』──吉木りさ |
| 056 | 『めしばな刑事タチバナ』──久住昌之 |
| 058 | 『にこたま』──渡辺ペコ×入江 悠 |
| 060 | 『シティライツ』──又吉直樹×木村綾子 |
| 062 | 『姉の結婚』──湯山玲子 |
| 064 | 『キン肉マン』──甲本ヒロト×井上崇宏×師岡とおる |
| 066 | 『I【アイ】』──穂村 弘 |
| 068 | 『進撃の巨人』──諫山 創×寺田克也 |
| 070 | 『にんしんゲーム天国』──ブルボン小林 |
| 072 | 『主に泣いてます』──大根 仁×犬山紙子 |
| 074 | 『ヒストリエ』──中条省平 |
| 076 | 30巻超え、名作アンチョコ。 |
| 096 | 第2特集 BRUTUS SUITS STYLE 2012 S/S 「背広マン」 |
regulars
| 011 | Et tu, Brute? 「J・R・マルティネス」ほか |
| 087 | Brutus Best Bets 新製品、ニューオープン情報 |
| 114 | 人間関係 445 写真/篠山紀信 『あさみののぞみ』佐々木 希、清川あさみ |
| 117 | クルマのある風景 24 「トヨタ カムリ」(撮影/平野太呂) |
| 119 | SUPREME BRUTUS 「太田莉菜」ほか |
| 128 | BRUT@STYLE 268 未来のスーツ。 |
| 132 | グルマン温故知新 357 廣安/圳陽 |
| 134 | みやげもん 131 八朔の馬/次号予告 |
| 113 | BRUTUS BACK ISSUES/定期購読募集 |
| 【SPECIAL CONTENTS】 特別対談:松本大洋×五十嵐大介。 天才ふたりは、お互いをどう “観察” しているのか? |
| 今回の特集で実現した豪華対談。抜群の絵のうまさと奇想天外な物語を紡ぐふたりは、お互いのマンガから何を感じているのか? それぞれの絵を通して見えてくる、マンガという表現方法の奥深さ。すこーしだけ、覗いてみましょう。 |
| From Editors 1 |
完結する『海獣の子供』5巻は今夏の発売。初画集も同時発売されるそうで、待ち遠しい! |
うぐうぐ言ったり、ニヤニヤしたり。 我ながら、涙腺弱くなったなぁとは思うのですが。最近、マンガに感情を揺さぶられることが多い気がします。日暮里のマンガ喫茶で『宇宙兄弟』を一気読みしていたときはヤバかった。嗚咽するあまりに読み進められなくなって、収まるまで2分ほど本を閉じて天井を見上げていました。個室でいい歳のオッサンがひとりでうぐうぐ言ってたら、通報されかねません。帰りの電車では『どげせん』読みながらニヤニヤしていて、隣のOLに怪しい目で見られたりもしましたが。 そんな(?)抑えられない気持ちを、各界のマンガ好き31人が語り尽くす今回の特集。それだけでも贅沢ではありますが、目玉のひとつである、五十嵐大介さんのオールカラー描き下ろし『海獣の子供』サイドストーリーは必見です。とにかくもう、美しい! ある島での「再会」が描かれていて、モデルとなっている場所は一応秘密なのですが、訪れたことがある人ならわかるかもしれません。その土地の空の青、木々の緑、夏の光が見事に再現されています。私は、原稿を最初に見たときに、“眩しさ”に目の奥がきゅっと刺されるような感じになり、じわっと涙が……。こんな泣かされ方もあるのですね。私にとっても保存版、というか宝ものです。
●中西 剛(本誌担当編集) |
| From Editors 2 |
『〜サミュエル』に衝撃を受け作者・堀道広さんのリトルプレス『やったぜ母ちゃん見てるかマガジン』を通販にて衝動買い。堀さんが若い頃書いた作品を今の画風で完全リメイクした作品が収録されているのですが、これがまたスゴい。オリジナルよりさらに“ヘタ”化しているのですが、マンガとしては遥かな高みにある。完全なる“ヘタ”こそが紡ぎ出す物語性に、ヘタウマの神髄を垣間見た気がしました。って言い過ぎでしょうか。 |
マンガ好きにはもちろんのこと、 マンガ号を担当しておいて(しかも2回目)申し訳ない告白なのですが、ワタクシ、普段ほとんどマンガを読みません。嫌い? いえ、幼少の頃は読んでましたよ。でも、 ちょっと目を離してしまった隙に、ついていけなくなっちゃったんです。ガイド本で見てもたくさん紹介されてて結局どの作品から読んでいいか分からないし、作品によっては何巻も続くから読み続ける覚悟もやっぱ必要だし……と思っているうちに置いてけぼり。でもきっと、私のような人、きっと多いと思うんです。 そんな“気がつきゃコミックレス”なオトナたちにも手に取ってもらおうと創った今回の特集。あのマンガを読んでみよう! って決意させるのって、小難しいマンガ批評よりも、そのマンガが好きで好きでたまらない人が泡飛ばしまくってアツーく語るそのコトバからだと思うんです。ピエール瀧さんは『耳かき仕事人サミュエル』を「静のパンク!」と叫べば、又吉直樹さんは『シティライツ』を「俳句や短歌に通じるマンガ」と唸り、高橋源一郎さんは『3月のライオン』を「将棋=小説なんだ」と語りました。そして今、自分の部屋にはみなさんのオススメで購入してみたマンガで溢れています。どうやら、コミックレス生活から卒業できそうです。 マンガは偉大なるひまつぶし。自分磨きや世の中を変える為に読むモンじゃないって私は今でも思います。でも、読み終えて顔を上げれば、そこには新しい世界がきっと待っている。その瞬間が愛おしいから、我々は今日もマンガを読むのでしょう。
●田島 朗(本誌担当編集) |



