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第8回 房総の絵巻ずし。

郷土料理の旅

第8回
房総の絵巻ずし。

正式な名まえは“太巻き祭りずし”といいます。春を告げる梅に桜、枝ぶりのみごとな松の木、なので、あえて呼ばせてください“絵巻きずし”と。“西のばらずし、東の太巻き”といわれる、祭りずしの東の横綱、その味には、房総のおかあさんの物語も織り込まれていました。

文銭巻
伝統柄「文銭巻」。グラフィック的にもレベルが高い、モダンな模様。
正ちゃん
切るたびに微妙に表情が変わるのが愛らしい「正ちゃん」柄。


さんがい松
枝ぶりが見事な「さんがい松」。
おめでたい柄の代表です。
満開の桜
紅生姜の赤で立体感を表現、「満開の桜」。
根元を太く仕上げるのがコツ。


ポピー
房総半島の名物「ポピー」。
バリエーションで水仙、くちなしにも。
揚げ羽蝶
春の使者、極楽の使者「揚げ羽蝶」。
仏事の時は色を控えめに作ります。


バラの花
初心者でも簡単に巻ける「バラの花」。
中の薄焼き卵の色合いがきれい。
梅が枝
細巻き5本が梅の花びらを構成。
つぼみの表現も見事な「梅が枝」。


タンポポ
たくましく、可憐に大地に咲く
「タンポポ」の魅力が伝わります。
 


 
※「満開の桜」の作り方も載っています! 詳しくは[クウネル]13号 P28~35で。

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