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第26回 早春の垂水はいい匂い。いかなご、まだか。

郷土料理の旅

第26回 早春の垂水はいい匂い。
いかなご、まだか。

兵庫県神戸市の西の端、垂水の街にいかなご漁の解禁の知らせが届くと、待ちに待った季節の到来。鮮魚店の軒先はいかなご一色になり、街のあちこちから甘辛い匂いが漂う。海沿いへ、春を楽しむ人々を訪ねた。

写真…増田智泰 文…中岡愛子

いかなごの釘煮

釘煮の名前は、出来上がりの形が折れた釘に似ていることから。あつあつの白ごはんにのせたり、お弁当のおかずにしたり、そのままつまんでも止まらなくなる。

いかなごのかき揚げ

水洗いの後、水切りをしたいかなご2 kg と、いかなごの大きさに合わせて細長く切った玉ねぎ、にんじん、長ねぎの白い部分、青じそのせん切りをボウルに入れ、小麦粉と片栗粉を1:1の割合で合わせたものと塩をふり入れてざっくりと混ぜ、水を少し加えて粉っぽさが残る程度にひと混ぜする。170℃の油できつね色に揚げる。好みで大根おろし、おろししょうが、青ねぎ、レモンを添えて。釜揚げうどんにのせて、しょうゆをかけても。


※郷土料理の旅。は[クウネル]72号 P096〜103で詳しくご紹介しています!

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