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土佐料理 司の鰹のたたき

手みやげをひとつ (295)

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土佐料理 司の鰹のたたき

おいしいものの宝庫・高知で、子どもの頃から親しんだ味。


土佐料理 司の鰹のたたき
 
聴く人を元気にする、透明感のある歌声と楽曲が印象的な岡本真夜さん。彼女の手みやげの定番は、地元高知でもよく訪れていたという『土佐料理 司』の〈鰹のたたき〉。上京してからもお取り寄せして、お世話になった人へ贈っている。

「祖母が鰹が大好きだったので、実家では毎晩のように食卓に並んでいて。食べ飽きていた時期もあるくらい(笑)。上京して、地元の新鮮な食べ物のありがたみに、改めて気づいたんです」

老舗自慢の〈鰹のたたき〉は、鮮度にこだわり、一本釣りのトロ鰹を瞬間冷凍。表面を一気に高温で焼き上げるため、生臭みは一切なく、香ばしく濃厚なうまみが広がる逸品だ。セットのゆずポン酢は、醤油や柚子に昆布、鰹節などをあわせて熟成させたもの。甘味料は一切使用せず高知特産の柑橘・直七の上品な甘みが鰹の風味を引き立てる。

「とにかく新鮮で、くせがなくておいしい。我が家も皆大好きで、息子も一緒に食べますね。セットのポン酢も柚子の香りがお気に入りで、残りはお魚やお豆腐、サラダなどに使っています」

贈り物は「相手に喜んでもらえるものを」と、普段から相手の好きなものをさりげなくチェックしているそう。

「見た目も豪華な鰹は目上の方にもいいし、ご家族にも喜ばれます。ほかにも高知は文旦などの果物や、ビスケットのような素朴なお菓子まで、おいしい食べ物がたくさんあるので、ついおすすめしたくなっちゃうんですよね」

今年でデビュー20周年を迎え、全国アニバーサリーツアーの真っ最中。歌手としても、母親としても多忙な日々の中で、おいしい食べ物は元気の源。

「多感な学生時代に、音楽に励まされたのが歌手になろうと思ったきっかけ。自分がそうだったように、人を元気にするような歌を歌い続けていきたいですね」

岡本真夜さん
おかもと・まよ 歌手
岡本真夜さん
8月にベストアルバム『岡本真夜 20th anniversary ALL TIME BEST~みんなの頑張るを応援する~』を発売。ツアーファイナルは10月29日東京国際フォーラムホールCにて実施。http://www.mayo-okamoto.com



とさりょうりつかさのかつおのたたき●大正6年、高知市に『祢保希(ねぼけ)』として創業。写真は鰹1節とゆずポン酢、薬味がつく「鰹のたたき1節セット」2,700円(送料別)。2節、3節のセットもあり、ゆずポン酢は別売も可。オンライン(http://www.tosakatsuo.com)、電話注文(TEL 0120 04 9640)のほか、司 高知本店、司 高知空港店で購入できる。

撮影・中島慶子(商品) 文・渡辺満樹子