ニッポン美人化計画 Mission 62: 可愛いだけじゃない色を使ったメイクの新提案。今まで似合わないと臆していた人もこれならトライできる!?
今まで似合わないと臆していた人もこれならトライできる!?
勤めていたアパレルの会社を辞め、今は充電中という上田さん。
「次のステップを応援したいという気持ちで、メイクに鮮やかなカラーを使うことにしました。こういったカラフルなメイクは、普通なら可愛い方向にいきやすい。上田さんは甘い顔立ちだけれど、キャラクターとしては落ち着いていて、どことなく陰もある。そこにピントを合わせ、メイクとしても新しい遊び方を試みました」(UDAさん)
ポイントは、肌やリップのつくり方。
「いつもは血色をより自然に見えるように整えていきますが、今回はあえて赤みをなくしました。こうすることで、彼女の雰囲気との折り合いをつけつつ、元気な色に意外性が生まれて際立ってくるかと。彼女が気に入ってくれたオレンジのマスカラとライトグリーンのアイカラーの間には、パープルのアイライナーを。色の美しさを失うことなく、目元が締まります」(UDAさん)
上田典利惠さん
スタイリスト志望
2015. 4. 30 at Omotesando
Photo: UDA
ファンデーション下地を顔全体に塗り、色ムラをフラットに整える。ここでカバーしきれない赤みやくすみがあるところは、コンシーラー(4)をブラシに取って、ポイント使い。唇は、特に赤みが強い輪郭を中心に、唇全体にヴェールをかけるようにつける。チークは鮮やかなピンクを、血色に見えないように、頬骨〜目の下の間にポイントで入れる。アイメイクは、オレンジのマスカラ(3)をはじめに。睫毛の生え際のアイラインには黒ではなくパープル(2)を使用し、二重幅にグリーンのスティック状のアイカラー(1)をオン。アイラインは目尻を真横に伸ばし、アイカラーも目尻を少しはみ出す位置まで塗る。眉は、パウダーで整える。カラフルな目元とのバランスを取るためにあまり濃く描きすぎず、明るめに整えておくのもポイント。リップメイクは、赤みのないベージュのリップカラーをつける。
UDA
メイクアップアーティスト。雑誌・広告のファッション&ビューティ、女優やアーティストを担当。緻密な理論に基づくテクニックは日々進化中。本企画では、モデルハントやディレクションも。最近は素肌感のある新感覚のベースメイクに注目。
1: つややかな質感のライムグリーン。アクアマティック #I-30 ¥3,300(メイクアップフォーエバー)
2: 青みのあるパープル。シックなカラーでありながら高発色。スティロ ユー ウォータープルーフ #908 ¥3,000(シャネル)
3: ダブルエンドタイプのオレンジ&ブラウン。オレンジは下睫毛にも使いやすい小型ブラシ。Wカラーマスカラ #02 ¥4,000(RMK Division)
4: 薄づきで崩れにくいオイルベース。SPF35・PA++のUVカット効果あり。ホワイトニング コンシーラー 全2色〔医薬部外品〕¥4,000(コスメデコルテ)