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ニッポン美人化計画 Mission 63: 本人のムードをそのまま生かした“フランスの女の子”がテーマ。一見すると素肌のような、マスカラが引き立つベースメイクがポイント。

BEAUTY
本人のムードをそのまま生かした“フランスの女の子”がテーマ。
一見すると素肌のような、マスカラが引き立つベースメイクがポイント。


 

赤ニット ¥18,000(アミウ | アミウ 代官山店)/サスペンダー ¥3,800、イヤリング ¥4,630(共にスロウ表参道店)/キャスケット*スタイリスト私物
赤ニット ¥18,000(アミウ | アミウ 代官山店)/サスペンダー ¥3,800、イヤリング ¥4,630(共にスロウ表参道店)/キャスケット*スタイリスト私物
Text: Ryoko Kobayashi

今月のミューズが生まれるまで

子どもの頃から年に一度はパリを訪れているという、フランス好きの杉浦さん。

「本人が何も言わなくても、その好みが伝わってくる雰囲気の持ち主。今回は、そこをストレートに生かして、赤のタートルネックやボーダーに、メイクはマスカラだけ、みたいなフランスの女の子をイメージ。普段杉浦さんは赤リップをつけていることが多いということなので、目元にポイントをもってくることが新鮮に感じるかなとも思って」(UDAさん)

マスカラをメインにするシンプルなメイクは、肌づくりにひと手間。

「メインディッシュを飾るグリーンの盛り付けが料理を美味しく見せるように、主役を引き立てる仕込みが肝心。頬に赤みではないニュアンスカラーを使って顔の凹凸を強調することで、奥行きを出しています」(UDAさん)

マスカラは、すべての睫毛に存在感を出すべく、丁寧に。現場では20分以上かけてつくった。最後に血色のないベージュのリップを塗り、目元に視線が集まるメイクに。


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杉浦乃恵瑠さん
学生

2015. 6. 4 at Shirokanedai
Photo: UDA


 
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ベースメイクは、コンシーラーをブラシで使用し、肌のムラをなくすようにフラットに整える。ニュアンスカラー(3)は、黒目の真下のエリアの小鼻の高さの位置から、肌色にきちんとなじむところまで放射状に広げる。マスカラ(1)は、睫毛をカールアップさせてから。上睫毛の上側は最初にひと塗りするのみ。あとは、下から持ち上げるように重ねていくことで、カールが崩れにくく持ちもよくなる。睫毛の一本一本に存在感を出すべく細かい毛まで丁寧に塗ったら、最後にブラシを立てて横に動かすことで、ボリュームがさらにアップ。ここでカールが落ちてしまった場合は、電熱式のカーラーを下から持ち上げるようにあてて整えておく。リップメイクは、肌色と同化するようになじみながらも、唇を美しく見せるベージュカラー(2)。唇の赤みが強い場合はコンシーラーで血色を抑えておき、ブラシで唇の形通りに塗る。

UDA
メイクアップアーティスト。雑誌・広告のファッション&ビューティ、女優やアーティストを担当。緻密な理論に基づくテクニックは日々進化中。本企画では、モデルハントやディレクションも。最近は素肌感のある新感覚のベースメイクに注目。


 
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1: コームとスクリュー、ダブルエンドのブラシで、短い睫毛まで均一にボリュームアップ。ウォータープルーフ マスカラ デュオ #01 ¥3,500(ポール & ジョー ボーテ)
2: 赤みを排したクリーミィなベージュカラー。ルージュ ディオール #416 ¥3,900*7/31限定発売(パルファン・クリスチャン・ディオール)
3: シアーでやさしい色づきのオレンジ。しっとりと肌に溶け込み、すぐにさらさらに。ルナソル カラーリングクリーミィ チークス #02 ¥3,500*8/21発売(カネボウ化粧品)