ニッポン美人化計画 Mission 66: 男の子みたいなルックスの内に秘めたフェミニンさ。どちらにも偏らないリアルなメイクは、アイテムの意外な使い方で実現しました!
どちらにも偏らないリアルなメイクは、アイテムの意外な使い方で実現しました!
ベリーショートに、彫りの深い目鼻立ち。服のセンスの良さもあって、街でも目を引いていた夏美さん。普段のメイクは、カラーマスカラやリップを塗る程度。
「ボーイッシュな魅力とはっきりした顔立ちをもつ彼女には、実はメイクがいらないくらい(笑)。スキントーンのナチュラルメイクが間違いないけれど、キレイにまとめすぎないのがキャラに合いそう」(UDAさん)
そこで目元に使ったのが、グレー。
「鮮やかな色だと目立ちすぎるし、シックな色だとクラシカルになる。そのハードルをかわしつつ、左右をアンバランスに塗って、ラフにしました」(UDAさん)
眉毛には赤みをまぶし、話してみてわかったフェミニンなムードをプラス。
「目元と眉のアイテムは、ブランドが提案している使い方とは違うけれど、それがかえって新鮮。ルールにとらわれすぎないことも、新しいメイクを発見するポイントです」(UDAさん)
夏美さん
美容学生
2015. 9. 11 at Omotesando
Photo: UDA
メイクは目元からスタート。マットなペールグレーのジェルカラー(1)を上瞼の二重幅に、目の際からさっと広げる。右目は目の幅いっぱいに、左目は目尻よりの半分と、左右をあえてそろえずに塗る。マスカラとアイラインは今回なし。アイブロウは、眉毛を染めるように、赤のパウダー(2の右)を。もともと毛が重なっている部分は若干濃くし、強弱をつけると自然に仕上がる。ベースメイクはこのタイミングで。色ムラを整える色付きのベースカラーやニキビをカバーするコンシーラーを必要なところだけに使い、肌色をフラットに。唇はリップコンシーラーを塗って血色感を抑え、シアーなパープルで深みをプラス。アイゾーンのメイクにトーンを合わせつつも、何もしていないような唇が目標。手元のネイルは、パープル(3)。ベタッと爪全体に塗らずに、丸い点を爪の先に描いてカジュアルに。
UDA
メイクアップアーティスト。雑誌・広告のファッション&ビューティ、女優やアーティストを担当。緻密な理論に基づくテクニックは日々進化中。本企画では、モデルハントやディレクションも。最近は素肌感のある新感覚のベースメイクに注目。
1: ふんわりと色が広がるジェルタイプのアイブロウカラー。スーシ ジェル #01 ¥3,000*限定発売中(ランコム)
2: 光沢のあるレッド&ゴールド入りのハイライトカラーのセット。ドライとウェットの使い分けで、テクスチャーが変化する。デュアルインテンシティーブラッシュ #5507 ¥4,600*11/6限定発売(NARS JAPAN)
3: メタリックなパープル。ネールポリッシュ R #3683 ¥2,000*11/6限定発売(NARS JAPAN)