ニッポン美人化計画 Mission 67: 今シーズン、キーワードのひとつになっているフォークロア。素顔に、ヴィヴィッドなアイメイクをアクセントにして、メイクアップでも攻略。
素顔に、ヴィヴィッドなアイメイクをアクセントにして、メイクアップでも攻略。
表参道のファーマーズマーケットで出会った長南さん。現在は東京で働いているが、過去に2年間、長野でそば打ち修業を経験。休暇にはイルカや皆既日食を見に行くという。
「彼女が〝私のアイデンティティ〟と話す、明るくトーンアップした眉のこだわりに、どことなくエスノなムードを感じました。都会と田舎の自然、両方が好きな彼女だから、今っぽさもミックス。タトゥーのようなパンキッシュなポイントをつくることに」(UDAさん)
ラウンドさせたウィッグの前髪に、ネイティブなニットとアクセサリー。そこに合わせたのが、ヴィヴィッドなアイメイクだ。
「マスカラは、赤を睫毛の先端だけに。ピンクのアイラインは、上瞼は目頭を抜いて引き、下瞼は中央のみという入れ方で、色をピリッと効かせました。あとは、生っぽく見えないように、肌や唇の赤みをフラットに。普段の長南さんのメイクに近い、すっぴんのような整え方で彼女自身になじませました」(UDAさん)
長南千晴さん
飲食店勤務
2015. 10. 5 at Omotesando
Photo: UDA
今回は、素顔の状態でまずアイメイク。カーラーで角度をつけた上睫毛に黒のマスカラを塗ってベースを作り、乾かないうちに毛先半分だけにポピーレッドのマスカラ(2)を重ねる。このときのカラーマスカラは、上からひと塗りし、あとは下から持ち上げるようにするのがカールを崩さないコツ。次はピンクのアイライン(1)。黒目を挟むように、上下瞼の中央の睫毛の生え際にラインを引く。マスカラを使わない場合はこのままでも良いが、今回は全体のバランスで、上瞼の目尻側を長く延ばした。小鼻や頬に点在する赤みに、薄づきのコンシーラーを塗り肌色を均一に整える。リップは、ダークトーンのプラムを薄く重ね、落ち着いたトーンに。ネイルは、スモーキーなベージュ(3)。服との相性のいい曖昧な色をセレクトした。
UDA
メイクアップアーティスト。雑誌・広告のファッション&ビューティ、女優やアーティストを担当。緻密な理論に基づくテクニックは日々進化中。本企画では、モデルハントやディレクションも。最近は素肌感のある新感覚のベースメイクに注目。
1: ツヤのあるテクスチャー。なめらかに描けて、くすみに負けずにくっきり発色する。ドローイング ペンシル #MEピンク 12 ¥2,400(シュウ ウエムラ)
2: 朱色がかったクリアな赤。お湯でオフできるウォータープルーフ。デコラガール クーピー柄カラーマスカラ #ポピーレッド ¥1,500(クレアモード)
3: 一度塗りできちんと色づきツヤが持続。ネールカラーコレクションⅡ #5レザー ¥400*限定発売中(エテュセ)