ニッポン美人化計画 Mission 70: グリーン、レッド、イエローに合わせたのは、意外にもキラキラ。思い切った多色使いが、違和感なく街になじむメイクに。
思い切った多色使いが、違和感なく街になじむメイクに。
インドネシア人の母をもつ難波さん。
「白い肌に赤を使ったアイメイク、黒い前髪のコントラストが印象的。垢抜けているというだけでなく、彼女のルーツから生まれているのか独特のムードに惹かれました。そこで、エスニックなカラーメイクで、その良さをくっきりさせることに」(UDAさん)
クマ部分に入れたのは赤いクリームカラー。
「これは血色ではなく、肌の質感を変えるためのもの。つるんとしたきれいな肌を、陽に灼いたようなイメージです」(UDAさん)
グリーンのアイラインは色を感じさせながらも、フレームに強さを出す役割。そこに赤のマスカラと、下瞼の中央にはイエローをポンと小さな点でプラスし、エスニックなコンビネーションに。さらに、
「下瞼にシャイニーなベージュ。今っぽいキラキラ感を使うことで、個性的なメイクを中和させ、都会で暮らす彼女自身になじませました」(UDAさん)
難波侑希さん
学生
2016. 1. 11 at Harajuku
Photo: UDA
スキンケアで整えた素肌に直接赤いチーク(4)。クマができる部分を目安に、ブラシで目の下の三角形のゾーンに入れ、周囲と肌色の差ができないように丁寧になじませる。アイメイクは、下瞼に濃淡2色のアイシャドウ(2)を使用。涙袋に淡いベージュ、目尻に濃いブラウンを。グリーンのアイライン(1)は、目尻をスッと流さずに、丸くとめる。こうすることで色っぽさが出ずに、フレームが強調される。睫毛をカールアップさせてから赤のマスカラを塗り、イエローのアイカラー(3)を黒目の真下の位置に点でのせる。リップメイクは、薄くのばしたコンシーラー。唇の赤みを抑えて、カラフルなアイメイクに視線を集める。
UDA
メイクアップアーティスト。雑誌・広告のファッション&ビューティ、女優を担当。本企画ではモデルハントからディレクションまで。深津絵里、中村七之助主演、2/29〜上演の舞台『ETERNAL CHIKAMATSU』のメイクプランニングも。緻密な理論と技は日々進化中。
1: 色持ちがよく、ボディペイントにも使えるアイライナー。エレガンス クルーズ ファンペイント #05 ¥2,000*3/18限定発売(エレガンス コスメティックス)
2: つやめきたっぷり。涙袋に右上のベージュ、目尻に左下のブラウンを使用。シマークチュール アイズ #05 ¥5,000(ジルスチュアート ビューティ)
3: ゴールド入りのブライトイエロー。インジーニアス パウダーアイズ N #EX-16 ¥2,200(RMK Division)
4: なめらかにのびてさらさらにフィット。クリーミィ ブラッシュ #03 ¥3,000(ポール&ジョー ボーテ)