第62回 羽部 律子さん
全国の「おべんとさん」にもっと密着、 お弁当まわりのあれやこれやを根ほり葉ほり尋ねてみます。ナルホドがいっぱい。
第62回
浸水させなくても、ふっくら。
玄米は”びっくり炊き”で朝に炊く。
勤め先の小さな設計事務所のHPで「ジミベン」というお弁当日記をつけています。題は私が毎日食べてるお弁当を見て所長がつけたのですが、「ジミには地味も滋味も入ってる」と言われ、悪くないなと思っています。
家から事務所まで田んぼと畑だけ、店も一軒もないので、お弁当を作らざるをえません。日曜日におかずのまとめ作りや下ごしらえをしていて、お魚を酒粕や塩麹や味噌床に浸け込んでおくのも習慣。塩麹も味噌も自分で作っています。こういうものを作るのは、実験みたいで楽しいんですよね。お弁当は実験の結果確認みたいなところもあって、自分で作ったものながら、食べるのが楽しみなんです。
羽部 律子さん(茨城県・34歳・設計事務所勤務)
野菜はほぼ近所の農家からのいただきもの。直売場でプチヴェールやロマネスコなどの新しい野菜を見かければ買って、まずはお弁当で試してみる。
※続きは[クウネル]62号のP78~79でお楽しみいただけます。