第23回 つるつるさらさら、とまりません!
第23回
つるつるさらさら、
とまりません!
家事に、畑仕事に、山菜採りに、「暑い」、「疲れた」なんて言っていられない。日本各地の料理上手で働き者のお母さんたちから教えてもらった、のど越しのいい夏ごはん。お茶碗抱えて、元気にいただきます!
写真…新居明子 文…片岡まりこ
やたら
長野県中野市大字永江
松野冨子さん(68歳)
お盆など人寄せがあるときには必ず用意する。「少し準備が遅れると、おーい、やたらはまだか~、ごはんが食えんぞ~って催促する声が聞こえてくるから、みじん切り部隊は休む暇がありません」。
丸なす、みょうが、ぼたんこしょう、味噌漬け大根がこの地域の定番。材料が混ざりやすく、口当たりよくするために細かく刻む。
味噌そうめん
愛知県岡崎市羽根町
水鳥いさ子さん(63歳)
卓上に咲いた、小鉢味噌そうめんの花には氷を添えて。上にのせる具は、冷蔵庫にある残り物や自家菜園で収穫した野菜を適宜使うとか。
八丁味噌と自家製豆味噌に市販の赤だし味噌が本日の調合だ。小鍋に味噌を入れ少量の出汁でのばし、とろ火にかける。砂糖、酒、みりんを加えてよく混ぜつつ、2~3分煮詰める。
※郷土料理の旅。は[クウネル]63号 P34〜41で詳しくご紹介しています!