第24回 和歌山県湯浅町 シャキシャキ、うまし、金山寺味噌。
第24回 和歌山県湯浅町
シャキシャキ、うまし、
金山寺味噌。
ごはんといっしょに頬張れば、歯ごたえうれしい、おかず味噌。朝昼晩、食卓にあってあたりまえ、なければ、ちょっと物足りない。ごはんの友歴、700有余年、ながーいつきあいならではの、つかず離れず、味わい深い間柄です。
写真…小林紀晴 文…片岡まりこ
熟成が進み、きれいなべっこう色に。三ツ橋さん宅では、かやく(具)のひとつに、湯浅の伝統野菜湯浅なすを使っている。長期間漬けていても形が崩れないのが特徴で、食感を楽しみたい金山寺味噌には最適だ。
「金山寺味噌を何か料理に使うことは?」と富代さんにたずねると、「うーん。しらすやかつお節を混ぜる程度ですね」との答え。金山寺味噌はそのままで完成形。アレンジ料理、アイデア料理とも無縁である。
※郷土料理の旅。は[クウネル]65号 P104〜109で詳しくご紹介しています!