マガジンワールド

第18回 群馬県桐生市、冬のお楽しみ。

郷土料理の旅

第18回
群馬県桐生市、冬のお楽しみ。

ひらひら、ふわふわ、
ひもかわの謎。

全国有数の小麦生産量を誇る群馬県の東端にあり、市内のうどん店ののれんは80以上。そんな桐生市には秋の彼岸から春の彼岸までの寒い時期に食べられてきた郷土の味があります。誰がつけたか名前は「ひもかわ」。最近、この味にちょっとした変化があるようです。

写真…上山知代子

ふる川暮六つのもり

ふる川暮六つのもり

のれんを掲げて40年。市内に2店舗を持つ。噂の幅広ひもかわが生まれたのは15年ほど前。冷たいひもかわを食べたいというお客さんの要望に応え、考案。インパクトある幅広麺は、小麦粉・水・塩の配合と、熟成時間の微妙な加減でできあがる。もりひもかわ630円。『ふる川暮六つ』群馬県桐生市相生町2-735-15

星野さんの煮込み

星野さんの煮込み

具は野菜のみ。だしも野菜のうま味だけで取る。人参・葱・ゴボウなどの野菜を水から煮立て(秋にはきのこが加わる)、ぐらぐらとしてきたら、ひもかわを入れて5〜6分。麺がふんわりと浮いてきたらだし醤油を入れて味を調える。自宅にうどん店を併設(予約営業)。『星定観光農園』 群馬県桐生市黒保根町下田沢624


※ひもかわ料理は[クウネル]47号 P100〜107で詳しくご紹介しています!

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