因島 はっさく屋のはっさく大福
手みやげをひとつ (297)
因島 はっさく屋の はっさく大福
「出身地の品をお持ちすると、相手にも喜んでもらえて話が広がりますね」
とりわけ愛してやまないのは、因島のはっさく大福。因島名産のはっさくの実を数房くるんだ白あんを、みかんの皮を練り込んだ餅で包んだ季節限定の味だ。
「家族に頼んで送ってもらうこともありますが、帰省した時はドライブがてら因島のお店を訪ねます。石臼づきのお餅の柔らかさ、はっさくのジューシーさ。特に作りたては格別なんです!」
味とともに、店の主人との〝はっさくトーク〟も店を訪ねる楽しみ。
「はっさくのおいしい時季しか作らない。そんな〝はっさく愛〟を広島弁で語るご主人が最高。こだわりを知っているから、自信を持っておすすめできます」
取材時は折しも宝塚歌劇団のOG公演『SUPERGIFT!』のまっただ中。
「尊敬する先輩方とご一緒して、そのエネルギッシュさに日々刺激を受けています。それに今回の出演者は皆、食べることが大好き。その上、公演中は体力勝負ということもあって、差し入れもあっという間になくなるんですよ(笑)」
星奈さんもこのはっさく大福を持って先輩方の楽屋を訪ねて回った。
「『なにこれおいしい!』なんて驚いてくださる反応がうれしくて。そんな時は『よっしゃ!』って心の中でガッツポーズ。パッケージの絵もかわいくて、そんなところからも話が弾むんです」
故郷の名作大福は、宝塚の先輩とのコミュニケーションを深める“スーパーギフト”としても大活躍なのだった。
いんのしまはっさくやのはっさくだいふく●広島県尾道市因島大浜町246・1(因島大橋記念公園内) ☎&FAX0845・24・0715 営業時間 8時〜17時、月・火曜休。1個140円(税込)。箱入りは6、8、10、15個入り。販売期間は、10月下旬〜翌年8月中旬(変動あり)。店頭販売のほか、電話かFAXで取り寄せ可。http://0845.boo.jp/hassaku/