FEATURE ニット・ハンドブック
素敵なものが豊富にそろうので、新しい1着を手に入れるのももちろん推奨しますが、
まずは手持ちの、お気に入りのセーターの着方を工夫するだけでも、今季らしくすることは可能です。
Styling: Megumi Yoshida
Hair&Make-up: Hiromi Chinone (Cirque)
Model: Inga
半袖ニットの下になにかを重ねて着る
半袖のニットを長袖のセーターと同じような感覚で重ね着すると、1枚で着る時とはがらりと雰囲気が変わります。Tシャツの上に重ねるとこなれた感じに、白シャツを合わせて少しマニッシュに、パーカを覗かせるとスポーティな印象に。ニットの形やサイズ、色によって合わせるアイテムを調整します。
〈ジル・サンダー ネイビー〉のコバルトブルーのニット。〈シャルベ〉の白シャツを合わせると、ブルーの鮮やかさが際立ちます。
パフスリーブが愛らしい〈J.W.アンダーソン〉のニットからメンズのTシャツをちらり。ボーイッシュなムードがプラスされます。
左: 半袖ニット ¥50,000(ジル・サンダー ネイビー | オンワードグローバルファッション)/シャツ ¥57,000(シャルベ | ドゥロワー 青山店)/パンツ ¥43,000(エムエスジーエム | アオイ) 右: 半袖ニット ¥139,000(J.W.アンダーソン)、スカート ¥90,000(アルチュザラ | 共にリステア)/Tシャツ*3枚パック ¥4,000(フルーツ・オブザルーム | 玉美)/イヤリング ¥12,000(プティローブノアー)
タートルネックとシャツの組み合わせ
タートルネック+シャツ。昔から愛されてきたこのスタイルが、トレンドセッターに躍り出ました。キャサリン・ヘプバーンのようにストライプのシャツをざっくりと羽織ってもいいし、グレタ・ガルボのように白シャツとジャケットでマニッシュに着てもかっこいいし。色合わせやアクセサリーに気をつけて、洗練を目指しましょう。
厚手のリブタートル+チェックシャツのアメカジスタイル。大きめのアンティーク調イヤリングでフェミニンさをプラスします。
グレンチェックのジャケットにシャツ、タートルネック。メンズライクな着こなしには、パールやゴールドを控えめに、上品に。
左: ウールのタートルネックニット ¥19,000(イリアンローヴ | イリアンローヴ表参道ヒルズ店)/チェックシャツ ¥19,000(トロヴァータ | ジャーナル スタンダード 表参道)/イヤリング ¥43,000(ウッターズ&ヘンドリックス | スーパーエーマーケット)/肩にかけたニット ¥15,000(プチバトー | プチバトーブティック表参道店) 右: タートルネックニット ¥70,000(ウォルフォード | ウォルフォード銀座並木通り店)/シャツ ¥26,000(アレッシアソカート | ランド オブ トゥモロー)/ジャケット ¥125,000(ドゥロワー | ドゥロワー 青山店)/ピアス ¥32,000、ネックレス ¥450,000(共にシハラ | ユイクリエイツ)
おそろいでコーディネートする
セーターとマフラー、トップとボトムなどで、同じ柄や色、素材を重ねて着るというのが今季の気分です。もちろん単独で装うこともできますから、気に入った柄や素材があったら、型違いでそろえるのがおすすめです。
黄色と水色がヴィヴィッドに効いたロンパースと、腰巻きしたニット。4本のラインが、より効果的なアクセントに。
タートルネックニットとVネックカーディガン、さらにクルーネックニットをマフラー代わりにぐるぐる。ボリューム感がカギ。
左: ニットロンパース ¥28,000、腰に巻いたタートルネックニット ¥21,000(共にバッカ | エディション 表参道ヒルズ店)/Tシャツ ¥9,000(プチバトー | プチバトーブティック表参道店)/フード付きネックウォーマー ¥15,000(20.52 | ロンハーマン)/バングル ¥24,000(プティローブノアー)/シューズ ヒール2.5cm ¥31,000(ファビオ ルスコーニ | ファビオ ルスコーニ 六本木店) 右: Vネックニット ¥177,000、ニットスカート ¥104,000(共にトム ブラウン ニューヨーク | トム ブラウン ニューヨーク 青山)/タイツ ¥25,000(ウォルフォード | ウォルフォード銀座並木通り店)
お手本にしたいルールの続きは本誌P.130チェック!