マガジンワールド

FEATURE 原宿ファッション、Forever !

FEATURE
大切なことはすべて原宿が教えてくれた
原宿ファッション、Forever !
世界のどこの街とも違う文化をもつ、日本のストリートファッションの聖地“原宿”。
おしゃれな若者を惹きつけてやまないその魅力を探るべく、
原宿のファッションの歴史を振り返ってみました。
 
Photo:Aflo Illustration: Naoki Shoji Text&Edit: Mayumi Amano
 
gz-feature209-01b

→ PDFを見る

 

懐かしい! あるある! 原宿トリビア
ツウなら知ってるベーシックネタから、「それ、知ってて意味あるの?」ということまでご紹介。
gz-feature209-02

原宿レジェンドといわれる「セントラルアパート」って何?


現「東急プラザ 表参道原宿」の位置にあったアパート。カメラマンやコピーライター、雑誌の編集部などが入居し、文化人の交流の場となっていた。ここに事務所を構えていた浅井慎平氏の著書によると伊丹十三、植草甚一、タモリ、寺山修司や吉永小百合までもが出没したとか。『話の特集』という伝説的な雑誌もここから生まれていた。

gz-feature209-05 1階には飲食店、地下にはブティック「原宿プラザ」があり、一時はロックミュージシャンも足しげく通うアングラ的な名所となっていた。


gz-feature209-06

1958-1996
セントラルアパート≫ おしゃれな大人しか入れないような存在。1階の喫茶店「レオン」はあまりにも有名。

gz-feature209-07

1999-2010
ティーズ原宿≫ GAPほか5店舗が入居。ランドマークとして「原宿GAP前」が待ち合わせ場所によく使われた。

gz-feature209-08

2012-now
東急プラザ 表参道原宿≫ 新たなファッションテーマパーク。原宿にギャル文化を展開させる新しい試みに注目が集まる。



gz-feature209-03

街を代表する食べ物「マリオンクレープ」っていつからあるの?


77年に原宿の竹下通りにオープン。「紙で巻いたクレープは、ショッピングしながら食べ歩きするのに最適だった」(マリオンクレープ・小岩井秀一さん)。こうして一躍“原宿名物”として広まっていったのです。

gz-feature209-10

gz-feature209-13 マリオンクレープ1号店。一番最初の店舗は公園通りに76年にオープン。

gz-feature209-09

マリオンクレープ原宿竹下通り店≫
東京都渋谷区神宮前1-6-15
03-3401-7297



gz-feature209-04

日本のオープンカフェのハシリ
Café de Ropéがとにかくおしゃれだった


外国人の観光客やセレブリティ他、人気モデルや女優など最先端のおしゃれな人たちが来店。おそらく日本で一番早くオープンカフェスタイルを確立したお店。残念ながら現在は閉店してしまったものの、跡地にはおしゃれなサロン的カフェ「モントーク」があって、しっかりアップデートされている。

gz-feature209-12 72年にオープン。天気の良い日はテント地の屋根を開け放ち、まるでパリのカフェを思い起こさせるような場所であった。