FEATURE 原宿ファッション、Forever !
おしゃれな若者を惹きつけてやまないその魅力を探るべく、
原宿のファッションの歴史を振り返ってみました。
原宿レジェンドといわれる「セントラルアパート」って何?
現「東急プラザ 表参道原宿」の位置にあったアパート。カメラマンやコピーライター、雑誌の編集部などが入居し、文化人の交流の場となっていた。ここに事務所を構えていた浅井慎平氏の著書によると伊丹十三、植草甚一、タモリ、寺山修司や吉永小百合までもが出没したとか。『話の特集』という伝説的な雑誌もここから生まれていた。
1階には飲食店、地下にはブティック「原宿プラザ」があり、一時はロックミュージシャンも足しげく通うアングラ的な名所となっていた。
1958-1996
セントラルアパート≫ おしゃれな大人しか入れないような存在。1階の喫茶店「レオン」はあまりにも有名。
1999-2010
ティーズ原宿≫ GAPほか5店舗が入居。ランドマークとして「原宿GAP前」が待ち合わせ場所によく使われた。
2012-now
東急プラザ 表参道原宿≫ 新たなファッションテーマパーク。原宿にギャル文化を展開させる新しい試みに注目が集まる。
街を代表する食べ物「マリオンクレープ」っていつからあるの?
77年に原宿の竹下通りにオープン。「紙で巻いたクレープは、ショッピングしながら食べ歩きするのに最適だった」(マリオンクレープ・小岩井秀一さん)。こうして一躍“原宿名物”として広まっていったのです。
マリオンクレープ1号店。一番最初の店舗は公園通りに76年にオープン。
マリオンクレープ原宿竹下通り店≫
東京都渋谷区神宮前1-6-15
03-3401-7297
日本のオープンカフェのハシリ
Café de Ropéがとにかくおしゃれだった
外国人の観光客やセレブリティ他、人気モデルや女優など最先端のおしゃれな人たちが来店。おそらく日本で一番早くオープンカフェスタイルを確立したお店。残念ながら現在は閉店してしまったものの、跡地にはおしゃれなサロン的カフェ「モントーク」があって、しっかりアップデートされている。
72年にオープン。天気の良い日はテント地の屋根を開け放ち、まるでパリのカフェを思い起こさせるような場所であった。