Tarzan Trend Tracker No. 647
草創期を支えたサングラスが
ウェルカムバック!
遥か昔、フランスアルプスの南、ジュラにある小さな町で生まれた〈MAX PITTION〉は、1970年代の終わりに一度撤退することとなる。創設者であるマックス・ピティオン没後4年となる昨年、尊敬の念と追悼の意を込めてブランドが復活。当時の形をそのまま残しつつ、現代風に再解釈して復刻したヨーロッパヴィンテージなサングラスがここに。骨太で重厚感ある独創的なフレームラインと10金のリベットが魅力的な一本。39,000円。問コンティニュエ☎03・3792・8978。
春夏に取り入れるべきは、
やっぱり色味が利いたもの。
東京下町よりハイセンスなアイテムを発信する〈iTADAKi〉から、春のスタイルを鮮やかに彩るレザーバッグが到着。今季から打ち出されるレザーは、フランス〈REMY CARRIAT〉社のインポートもの。海外メゾンブランドのインテリアにも使用されているこのレザーは、しっとりと手に馴染む柔らかさと、発色の良さが特徴的。ユニセックスで使える華やかなアイテムを、外出のお供に。クラッチバッグ25,000円、ショルダー28,000円。問iTADAKi PRESS ROOM☎03・5772・1268。
エゾシカの素材を採用した、
気品溢れるドライビングシューズ。
良い靴とは何かを問い続けている〈三陽山長〉が今回着目したのがディアスキン。一度は絶滅の危機に瀕していたニホンジカが、農産物や山林を荒らす「害獣」となりここ数年増加傾向にある。が、日本における鹿の素材はほとんどが輸入品。そこで、社団法人モア・トゥリーズとともにニホンジカ素材の新しい生かし方を構築したのがこのドライビングシューズ。独特の柔らかい質感と、高級感ある毛質を堪能あれ。36,000円。問三陽山長 銀座店☎03・3563・7841。
一枚で存在感のあるデザインTは
シンプルなボトムスとの相性が○。
新潟県五泉市にて50年以上の歴史を持つ、日本有数のニットファクトリー〈UMEDA KNIT〉が展開する注目のニットブランド〈WRAPINKNOT〉。一見プリントに見えるこのグラフィック、実は実際の写真をダブルジャカード編みで落とし込んでいるのだ。インパクトのあるデザインゆえに、一枚で季節感を取り入れるもよし、ベーシックなシャツと合わせて存在感を見せつけるもよしと、着回し自在。14,000円。問HEMT PR☎03・6427・1030。