美の感性を養ういけばな教室へ。 ハナコラボ

vol27.美の感性を養ういけばな教室へ。

ハナコラボとは
ハナコラボのメンバーは、いま東京で起きている「たのしいこと」に敏感です。個性あふれる女子たちが、今日も何かを見つけたようです。

Hanako1147号：ハナコラボ — 教室に併設された花屋では色とりどりの旬の花を用意。「花や器選びに迷うようなら、部屋のどこに置きたいかを考えよう」と渡来さん。

花との対話から学ぶ、心地よい暮らしのヒント。

いけばな教授者、渡来徹さんの教室では、華道の資格取得コースだけでなく、気軽にいけばなに触れられる体験レッスンもある。
「“いけばな”は古風なイメージを持たれがちですが、ここでは和花に限らず、現代の住空間になじむ花材で花との調和を楽しむ術を伝えています。立派な花器もいりません。水が張れれば問題なし」と渡来さん。肝心なのは、花、器、場所のバランスを見極め、それぞれの良さをいかすことだという。

教室に併設された花屋で花と器を選び、まずは自分で試行錯誤しながらいけてみる。考えながらなんとか形にしていく眞鍋さん。「色やかたちなど花材のどこを見せたいのかを明快に」と、渡来さんはアドバイスしながら手直しをしていく。すると、さっきよりも花が生き生きとして見える。

目の前にあるモノを捉えて、その良さを最大限にいかす。この視点は花をいける時だけではなく、服の着こなしや料理の盛り付け方など暮らしの中で役に立つ。いけばなの面白さに触れ、さらに興味が湧いた眞鍋さんだった。