第4回 あやしい実験室
ペリカン戸田の遠い夜明け
クウネル編集部の戸田史です。「いちおう最年少ですが、三十路半ばです」と自己紹介し続けて幾歳月。三十路半ばずいぶん前に卒業したけれど、最年少編集部員からはなかなか卒業できません。ここでは、編集部で(主に)夜な夜な起こる、ヘンな出来事やちょっといい話などをご紹介していきたいと思います。
第4回
あやしい実験室
ここのところ、どんよりした天気が続いていたけど、今日はひさびさの晴天。うれしい!けほけほ。
先週から風邪をひいているペリカン、天気がよくて気分がよいので、咳こむ回数も、心なしか減っているような気がする。病は気からというけれど、あまりにも単純な自分にびっくり。昨夜までのわたしは、そりゃあひどい状態だった。げほげほ、げほげほ。ずるずる~。
咳と鼻水の怒濤の波状攻撃。編集部で電話をかけていても、途中で咳がとまらなくなって、(しかも電話を保留音にする心の余裕もないくらい)受話器の向こうの人を、何度驚かせたことか。
編集部はおりしも原稿書きの真っ最中、風邪菌を振りまいてはならん、というわけで、マスクをつけて仕事にとりかかった。しばらくして、隣の席の太田さんがやってきて、おもむろに取り出したのは、やっぱりマスク。
「なんか咳がでるんだよねぇ」ああ、時すでに遅し!ごめんね太田さん、こんな大事なときに!太田さんが持ってきたマスクが8枚入りだったので、ライターの片岡さんとアルバイトの田屋さんにも配って、編集部は全員マスク着用とあいなった。
鼻と口を覆った4人がうろうろしている編集部は、まるで、あやしい実験室。白衣があれば、もう完璧。さて、クウネル実験室で鋭意開発中の次号、いったいどんな内容かは、11月19日の発売をお楽しみに。。。