マガジンワールド

第16回 あんな夜こんな夜


ペリカン戸田の遠い夜明け

ペリカン戸田の遠い夜明け sun
クウネル編集部の戸田史です。「いちおう最年少ですが、三十路半ばです」と自己紹介し続けて幾歳月。三十路半ばずいぶん前に卒業したけれど、最年少編集部員からはなかなか卒業できません。ここでは、編集部で(主に)夜な夜な起こる、ヘンな出来事やちょっといい話などをご紹介していきたいと思います。
 

第16回
あんな夜こんな夜

ふり返ってみると、今年もいろんな夜がありました。原稿書きと梅仕事で寝不足だった6月の夜。はりきってぬか床の改良に取り組んだ夜。

佐賀のれんこん、伊勢や大分の新米、愛媛のみかん……、日本各地のおいしいいただきものを、編集部のテーブルに広げた夜。取材で知りあった書道家のKさんと、夏の夜の公園で開いた小さな宴会。愛知で取材したコルゲートパイプの家の、六角形の窓からもれてくるオレンジ色の美しい光に見とれた夜。

自分のふがいない仕事っぷりに落ち込む夜も、うれしい出会いに心躍る夜もありました。そうそう、やっぱり今年も腹鼓編集長とふたりで居残りの夜も多かったなぁ。(来年こそは、早く帰るぞ!!)

ともあれ。どんな夜のあとにもあたらしい朝がきます。希望の朝です(ラジオ体操か?)。そして、あと十数回の夜のあとには、あたらしい1年がはじまります。来年もよい年でありますように。