第10回 マドロス、ムッシュ化計画
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第10回
マドロス、ムッシュ化計画
「ボンジュ~ル・ムッシュ~」
朝のカフェで、ホテルのフロントのマダムに、古本屋さんのおじさんに、いろんなところで「ムッシュ」と挨拶される。Moi, Madelous, je suis a Paris. (いま、マドロスはパリにいます) 以前に「ひとりでポルカ」の鈴木さんが、自分の理想像について書いていましたが、この夏のマドロスの理想像、それは”ムッシュ”だ。
マドロスの考える”ムッシュ”とは、レストランでマドモアゼルを席にエスコートしたり、空いたグラスに気づいてワインのボトルを決して女性には持たせなかったり、玄関でマダムとすれ違えばドアをサッと開けてあげどんなときにもニコリとほほ笑みながら、レディファーストを心掛ける。
そんなフラン ス人の紳士的な行為がサラリとスマートに出来る男性のこと。パリにいて「ムッシュ」と呼ばれていると、そんな”ムッシュ”の紳士的な行為がマドロスにもいつの間にか 身についてきそうで??? なんだか不思議です。フランスかぶれと言われようが、パリでは先を急がず、笑顔で「Apres vous.(どうぞ)」と 答える方が心も穏やかになる。
落ち込んで下を向いて歩いているような女性がいれば「Un petit souri, c’est mieux.(君は笑顔の方が素敵だよ)」と 少女漫画の台詞ようなことをサラリと口にする・・・Tres bien!(トレビアン)マドロスもそんな”ムッシュ”になりたい!Vous etes belle!(君は美しい)なんて言ってみたいんだ!!Quand meme, je viends de Kyusyu, en fait… (・・・九州男児だけど)
日本では、そこまで言うのが恥ずかしくても、フランスの紳士”ムッシュ”のちょっとした 心遣いや相手に対する思いやりは大切だなぁと、そしておおらかな心を常日頃持ち続けたいなぁと、マドロスはセーヌの河岸で思ったのです。
Un panache, s’il vous plait!(パナシェ”レモネードのビール割り”下さい) A bientot!(それでは)
7月14日 夏のシテ島にて