From Editors No. 1124フロム エディターズ 担当編集より
担当編集より
台湾にはおいしい店が数あれど、
辿り着くには指針が必要です。
主に台北市内での取材を担当しました。
9日間の滞在中、多い日は一日に8件以上のお店を周り、大根餅をほおばり、小籠包をひと飲みにし、揚げパンにかぶりつき、フルーツジュースを流し込み、とにかくひたすら食べる毎日でした。
普段の取材では、そんなに続けて食べると途中で「おなかいたい…」状態になるのですが、食欲が不思議と長続きするのが台湾。食材の取り合わせが良いのか、漢方的な何かが効いているのか、出されるままに食べられちゃうんです(滞在中は体重計に乗ってはいけません)。
中でも私が気に入ったのは、台湾の「早餐(ザオツァン)」。朝食のことです。地元の人達でにぎわう早餐の店では、できたてあつあつの卵焼きや蒸しパンがドン!と店先に積まれていて、値段もとてもお手頃。だからあれもこれもと、欲張って注文できます。「食べたい!」という欲求を、ここまでストレートに表現できる幸せな場所は、なかなかないのでは?
実は私、もともと台湾にそこまでの思い入れはなく、今回も誘われるままに出張に行ったのですが、今はまた台湾に行きたくてうずうず、いろんな人に隙あらば「今度台湾行かない?」と声をかけて呆れられています。
どうせ行くなら、おいしい店でたくさん食べたい。それには指針が必要です。次に台湾に行くとき、私は必ずこのHanakoを持っていきますよ!
(担当編集・武藤寛奈)