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平和な時間が流れる喫茶店で、お気に入りの1冊とコーヒーと。 From Editors No. 1127 フロム エディターズ 担当編集より

担当編集より

平和な時間が流れる喫茶店で、
お気に入りの1冊とコーヒーと。

特集のテーマは「本とカフェ」。さまざまなカフェや喫茶店をめぐってきましたが、そこにはなにか平和的とすらいえる時間が流れているのだなあと、今回しみじみ感じた次第。それは決して店内が静かという意味ではなく。たとえば上野にある喫茶店の〈ギャラン〉。お客さんたちはおしゃべりに花をさかせ、BGMには「さらば恋人」や「スイートメモリーズ」など昭和歌謡がかかっていて、とっても賑やか。でも、店内の天井のほう(柱のかざりなど)にちょこんとパンダの置物なんかがさりげなくいたりして。そのすべてが平和的なんです。

四谷の〈ロン〉はシックで大人な雰囲気なのですが、なんだかこちらも、ただただぼんやりいつまでも座っていたいくなる、そんな空間でした。落ち着いたインテリアの築地の〈レンガ〉の壁には実はクイーンのポスターが貼られていたり、センスのよい〈はまのやパーラー〉の入り口にはこけしなどがいたりして。それぞれに個性的なのに、どちらもが居心地よい。ゆったりとした椅子やオリジナルのコースター、マッチ……。喫茶店めぐりにすっかりはまってしまいそう。それは心が平穏を求めているから?? なんて思ってしまいました。

ほかにも、おいしいをめざして足を運びたいカフェや、本屋とカフェが一体となったすてきなお店などなども、あります。東京以外でも、珈琲の文化が深く根付いた三都市のカフェや喫茶店を在住の方がナビゲート。そして、そんな空間で読みたい本も……。BOOK IN BOOKでは、本読みのプロが“ぜったいおもしろくないわけない!”本をテーマ別におすすめしてくれました。その数、全80冊。中にはあなたの人生を変えてしまう、本との運命の出合いも潜んでいるかも!? 春を迎える頃、気になる1冊を携えて、カフェや喫茶店へ出かけてみませんか?

(担当編集・中條裕子)


Hanako No. 1127

本とカフェ。

600円 — 2017.02.09
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Hanako No. 1127 —『本とカフェ。』

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