From Editors No. 1118フロム エディターズ 担当編集より
担当編集より
思わずはっとする出来事に満ちた、お寺での学び体験。
今回は、モデルのチェルシー舞花さんと、お寺で3つの学びを体験をしてきました。まずは、祇園近く、建仁寺の塔頭である両足院で坐禅を体験。座っている間は心を無にする……という印象があったけど、実はそれより何より「身体的優位」の状態に自らをもっていくことが大切とのこと。気持ちよりも身体の感覚を大切にして気付きを得るというのは、新鮮な感覚。
そして、ねねの寺として知られる高台寺さんではお茶席を。お稽古とは違うのでお楽にという先生の言葉通り、なごやかな雰囲気。とはいえ、なかなか茶室に入ることさえない身には、しつらえや道具のひとつひとつも新鮮にうつります。中でも気になったのは、彩り鮮やかな香合。実は、こちらはフィレンツェで購入したキャンディ入れと聞いて、その感性に驚きでした。
最後に伺ったのは、妙心寺塔頭で沙羅双樹の寺として名高い東林院。こちらでは、精進料理を3品教えていただきました。最後に、かぼちゃのようかんに和尚さまがコンテンスミルクをかけたのには、舞花さんも私たちも「乳製品??」と。でも、これはよいのだそう。実は、お釈迦さまが悟りを開く直前に、乳がゆを供養して命を救った女性の名前がスジャータとのことで。なーるほど。あのCMもそこから……。牛乳は不要な分を母牛から分けてもらうという感覚でしょうか。納得です。
そんな新たな発見に満ちた学びの詳しい様子は、特集にて。舞花さんが実際に体験してわかりやすく見せてくれています。そして、興味を持った方はぜひ一度、ご自身で体験を!
(編集YC)