From Editors No. 1125フロム エディターズ 担当編集より
担当編集より
身近にある「神社仏閣」は、
自分と向き合う場所でした。
大概の取材は早朝でした。そして大概が、睡眠不足で眠い目をこすりながら神社やお寺に到着するのですが、境内に足を踏み入れると、自然と眠気は覚めて背筋が伸びるから不思議です。朝の空気を吸い込みながら歩みを進め、神様や仏様の前でお願いごとや決意を表明するときにふと考えます。自分にとって、大事なことって何だろう。何がしたいのだろうって。ほんの数秒のことかも知れません。でも、どの神社、どのお寺に行っても、自分に問いかける時間がありました。
2016年が終わり、新しい年がスタートします。年末年始には、たくさんの人たちが神社仏閣に足を運びます。このときだけしか参拝しないという人も多いのではないでしょうか。ただ、本来の目的とは違うのかも知れませんが、居住まいを正し、数秒だけでも自分自身と向き合えるなら、日常的に神社やお寺に足を運ぶのもいいものです。そう思える数ヶ月になりました。
何を祈念したかって? まずは健康を(それなら、早く寝ろ!)。そして、もうひとつ付け加えます。今号がたくさんの人に読んでもらえますように。そう願う私は、今号の表紙の文字を一部淡いピンク色にしてもらいました。その理由は、第2特集「開運招福BOOK」で取材した風水師の李家幽竹さんに「2017年はサクラピンクがラッキーカラー」と教えてもらったから。どうか、新しい年に最高のスタートが切れますように。そして、みなさんの1年が素敵なものになりますように! それにしても、表紙に登場した女優ののんさん、素敵だったなぁ……。
(担当編集・阿部太一)