学芸大学にある「パリのベトナム」。 From Editors No. 1152 フロム エディターズ 担当編集より
担当編集より
学芸大学にある「パリのベトナム」。
色とりどりの雑貨と器に美しい植物とフランスの影響のあるインテリア。ベトナムって不思議な魅力のある場所。中でも洗練されているのが「パリのベトナム」。パリを経由しているので、しつらえはさらに洗練される。移住者が多いことから、街にはベトナミーズ・レストランをよく見かける。そこでまず食べたいのが「ボブン」。米の麺に大根と人参のなますとパクチーをたっぷり。その上に揚げ春巻きを乗せて、甘酸っぱいタレをかけて食すまぜ麺のこと。あれほど、フォーや生春巻きが溢れている東京なのに、なぜかそれを見かけることがなかったが、学芸大学に昨年オープンした〈スタンドバインミー〉で再現しているという。なるほど、お店の小さな店のカウンターに座って、アンティークの照明やミラー、モザイクのタイルなどを眺めているだけで外国にいるような錯覚に陥る。「ボブン」も「北マレのあの店」を想起させる味。そういえば、このお店のコンセプトも「パリにあるようなベトナム料理屋さん」だ。この学芸大学のパリ、インテリアも料理もちょっとすごい。
(担当編集:西村由美)