体調の悩みは特になく、前に病院に行ったのはいつだっけ…という恵まれたカラダ(？)の私。不調を感じることが少ないからか普段は健康コンシャスとはいえないのですが、このところ気になっていたキーワードがあります。それは「育菌」。カラダ中に生息しているさまざまな菌を育てることで、太りにくい体質になったり肌荒れを防げたりする、という方法論です。なんだか、おいしい話じゃありませんか!?

そこで、腸と皮膚の育菌博士の先生お二方にお話をうかがい、育菌生活の基本のキを教えてもらったのが、今回の「菌が導く快適ボディ」のページです。

お話をうかがって痛感したのは、菌は想像以上にさまざまな活動をしているということ。善玉悪玉入り混じって、多種多様な体内闘争が繰り広げられているのです。例えば肌という舞台では、表皮ブドウ球菌が一生懸命保湿成分グリセリンを作り、外部の刺激から守っている、など…。取材中、頭の中では大河ドラマばりにホラガイの音が鳴り響いていました。

さまざまに活躍する菌について考えるにつれ妄想は広がり、自然と腸と皮膚のバトルフィールドで活躍するキャラ（菌）たちまでが頭の中で完成。その妄想キャラをイラストレーターのクラーク志織さんに表現していただきました。あなたのカラダにも、無数の菌たちの笑いや涙、さまざまなドラマがあるのです。菌キャラの正体は本誌で確認してください！　（Ｍ）