From Editors No. 208 COVER STORY タートルニットを着たアヌークちゃん そしてなんなんだ、あの筒は !?/span>
COVER STORY
タートルニットを着たアヌークちゃん
そしてなんなんだ、あの筒は !?
ある夏の日、カメラマン小浪次郎さん、スタイリスト山本マナさんと、行ってきました横浜ロケハン。歩いても、歩いても〜で、ブルーライトではない炎天下、照りつける陽射し。濡れてない街角の馬車道あたりでUV波を全身で浴びながら。いいっーね!と横浜魅力再発見。そして撮影当日、夜中2時にロケバスに乗り込み、5時からシューティング。がんばりました、オランダ出身モデルのアヌークちゃん16歳。カバーのニットはエルメスで、歩道橋の上でパチリ。足元のソックス+シューズもかわいいルックなのですよ。さて、オランダからやって来たアヌークちゃんが持っている筒は何だ?おしゃれ棒高跳び? 巨大抱きまくら? おまじない? そうこの紙のこそが今回の撮影の核! 実は小浪さんがワールドカップでブラジルを訪れた際に、偶然、紙の筒を持って歩いていたブラジリアンガールのイメージなんです。小浪脳の中にある、甘い思い出をスタッフ全員で必死で再現。もう撮影が終わったころにはなんだかブラジルに行ったことがある気分になりましたよ、なんなら地元の少年とボールを蹴って遊んだ嘘メモリーもできました。そうやってブラジルと横浜とオランダがフランス(エルメス)が渾然一体となった瞬間が、このカバーなのです。
(A)