From Editors No. 216 This Issue ファッションも雑誌もジェンダーレスな時代。 男たちに贈る、でも女性にも読んでほしいGINZAです。
THIS ISSUE
ファッションも雑誌もジェンダーレスな時代。
男たちに贈る、でも女性にも読んでほしいGINZAです。
前々から噂には聞いていた。直接言われたこともある。「GINZAを読んでいる男性がけっこういるらしい」と。まあ、常識的に考えれば、掲載されている服はレディースばかりだし、男性が何のために? と思うかもしれない。けれど、私(男性)にはなんとなくわかるような気がする。役に立つとか役に立たないとか、そんなことじゃなくて、GINZAという雑誌が持っているアティチュードやマインドに共感してくれる男性が一定数いるのではないか、と。もはや、年齢で読者を区切る方法にあまり意味がないのと同じように、性別すらもそんなに大切なことではないのかもしれない。と思っていたら、ファッション自体も男女の境界線が曖昧になって、シェアラブル化なんて言葉も出てきた。
とまあ、いろいろもっともらしい能書きを垂れてみたのですが、要は今月のGINZAは、男たちに聞く、男たちが作る、男たちに贈る、「男たちのGINZA」という特集です。「あまりにも細かすぎる男のファッションのこだわり」から、「で、結局、男性はどんな女性をおしゃれと思うのか」、ジェンダーレスのはしり、だった「オリーブ男子」まで、GINZAの視点で「男性」を料理(いつもより大変だった!)してみたわけです。で、出来上がった結果。男って面白くて愛しい。男たちに贈るGINZAでありながら、女性読者にこそ読んで欲しい一冊になりました。もはやファッションも雑誌もジェンダーレス! 自由が一番! というわけで女性も男性も今月のGINZA、見てやってくださいませ。
(K)