Tarzan Editors No. 646 定例より
From Editors 定例より
マメが命とりになる世界で取材してきました の巻
関東一帯が40年ぶりの大雪に見舞われた日、私は自衛隊の朝霞駐屯地にいました。本誌連載「マッスル・インベストメント」でおなじみのフェルディナント・ヤマグチさんによる新たな不定期連載の取材が目的です。
普段は立ち入ることのない、自衛隊の敷地内。驚いたのは、食堂だけじゃなく、コンビニもあること。町中にあるコンビニと変わらず雑誌や弁当、飲み物なんかが売っています。そんな店内に迷彩一色の棚が。なんと自衛隊員の日用品、装備だけの棚があるのです。「行軍に最適!」「戦士のインソール」などなど、素敵なキャッチコピーが目に飛び込んできます。装備や着るものって全部が全部支給されるわけじゃないんだー、なんて思っていると、取材を引率してくださった陸幕広報の方が教えてくれました。「日々のトレーニングは時に過酷を極めるので、例えば足のマメひとつが命とりになるんですよね。だから、道具にはめっちゃくちゃこだわるんです」
そんな厳しい訓練を日々くぐり抜ける自衛隊員が、イントロの音楽が鳴るだけで反射的にカラダが動くという体操が自衛隊体操。「フェルディナント・ヤマグチの自衛隊入隊記」の記念すべき第一回目はこの自衛隊体操の体験記となりました。教えてくれたのは世界レベルのボクサー……すでにきつそうです。さてさて、どんな鬼指導になったのかは、本誌で確かめてみてください!
●担当:ヤーノ