From Editors No.2028
From Editors
編集部リレー日誌
大人の男は“待っている”のです!
撮影トップバッターは、近年はストレートプレイやTVドラマ・バラエティ、映画など、幅広く活躍なさっている、ミュージカル俳優の井上芳雄さんでした。
当日は雨天だったにもかかわらず、外に出た瞬間、降りやむ雨。「けっこう、晴れ男なんです。いつも室内だから、あんまり意味ないんですが(笑)」と言ってほほ笑むプリンスに、スタッフ一同キュン。休日の公園デートさながら緑いっぱいのロケーションでたくさん歩いていただいちゃいましたが、嫌な顔ひとつなし。悶絶の“振り向きショット”もございますので、みなさまお納めくださいませ。
お次は、作品ごとに印象をガラッと変える確たる演技力の持ち主、映画『シン・ゴジラ』でも注目を集めた、高橋一生さん。
撮影のスタート時から「車、好きなんですよ」と笑う姿に、緊張していたスタッフもリラックス。車中で、扉も閉めた状態で撮っている間には、ご本人に聞こえないのをいいことに(?)やれカッコイイ、やれ可愛い、やれセクシーと一層はしゃぐスタッフを微笑ましそうに見ていてくださって、これまたキュン。「高橋一生×車」のコンビネーションは、ファンのみならず、きっとうなずいてくださる出来栄えです。
そしてラストには、連続ドラマ『とげ』で熱演中、独特のかわいい作風のイラストも大人気の、田辺誠一さん!
ホテルの一室に登場なさった瞬間から感じたのは、テレビで見た通りの“ゆるさ”。フォトグラファーの持ってきたフィルムカメラに興味津々な姿には、本稿3度目のキュン。1ショット1ショット、時間をかけて撮っていくペースにも、鷹揚に応じてくださいました。しかし、取材を終えたいま、田辺さんの“ゆるさ”は、そんじょそこらの単純な“ゆるさ”ではないと、はっきりわかります。強く伝わってきたのは、変化を楽しみ、異質さを受け入れる、そのおおらかさ。尊大な態度からかけ離れた田辺さんの姿勢は、ニュースタイルの肩ひじ張らない“大人の男”感を、提示してくれている気がします(そこらへんは、本誌インタビューでじっくり味わってください!)。
三者三様の魅力を見せてくれましたが、編集部の願望、妄想、エトセトラを、受け入れるのみならず楽しんでくださったのは、みなさんに共通。こっちがてんやわんや焦って追いかけるのを、大人の男たちは、待っていてくれるのです。(K)