夢が現実に? チョコにまみれる至福の日々。 From Editors No.2085
From Editors
編集部リレー日誌
夢が現実に? チョコにまみれる至福の日々。
小学生のときに憧れた、夢のチョコレートがありました。でも残念ながら、売っていませんでした。とあるお話の中に登場するチョコレートだからです。そのチョコの箱をふると、必ず、ひとつぶころりとチョコレートが出てくるのです。(そう、絶対に、空っぽになることがない!)
どんなにおいしいチョコレートだって、“最後のひとくち”はやってくる。ああ、なくなっちゃう、次はいつ食べられるんだろう…。ちょっぴりさみしい気持ちになりながら、食べていた記憶があります(母がなかなかおやつにチョコレートを出してくれなかったことも原因かも)。
時は過ぎて2017年の冬。夢が突然、現実になりました。毎日毎日いただく、たくさんのチョコレート。絶対になくならないのです。ひとくち食べても、ふたくち食べても、まだまだあるよチョコレート。神様が周回遅れで願いを叶えてくれたのです。
担当した「あの人が愛するチョコレート」で紹介した商品の、「愛される理由」に納得しながらいただくチョコレートは格別の味。「おやつチョコ博覧会」ページのチョコレートは、子どものころから親しんできたベストセラーたちがずらりと登場。取材時も撮影時も、「これ、中学生の頃、むさぼるように食べてたなぁ…」「CM、好きだったなぁ」など、甘~い(?)記憶とも結びつき、ついつい何度も手がのびるのでした。
さて。冒頭でご紹介した“とあるお話”にはオチがあります。ひとつぶころり、と出てくるチョコレートの箱は、「絶対になくならない」と思っていたのに、実は…減っていたのです! (詳しい結末はぜひ本を読んでくださいね) そして、この特集号が出る頃には、編集部にあるチョコレートのコレクションも終わりをむかえていることでしょう。だって、今日も誰かが、チョコレートをひとつまみ、こっそりと食べているはずですから。(KS)