マガジンワールド

「みんな恋は難しいし、全力出している人は素敵」 From Editors No.2188

From Editors
編集部リレー日誌

「みんな恋は難しいし、全力出している人は素敵」

今回担当したのは、 映画『ヲタクに恋は難しい』にご出演の高畑充希さんと菜々緒さんの対談企画「恋と趣味のいまどきバランス」。趣味に全振りで、もはや命までかけているんじゃないかというヲタクたちの、不器用ながら、自分の気持ちに正直な恋模様を描いたこの映画になぞらえて、お二人に「恋と趣味のバランス」というテーマで対談をお願いしました。具体的なお話は誌面を読んでいただくとして(今をときめく女優たちのぶっちゃけトーク、ぜひ読んでほしいです!)、取材を通して思い浮かんだのは「何かに全力を注いでいる人は素敵に見える」という、もう何人の先人たちが言っただろうか、というくらい当たり前の真理。

そう思ったのは、本作で腐女子とコスプレイヤーを演じたお二人に「ヲタクの方の印象」を尋ねたときのこと。回答の端々に、趣味に全力を注ぐヲタクのみなさんへのリスペクトが感じられたんです。そして、両者ともに自分にはそこまで情熱を注げるものがないから、と言うんです。…いやいやいや! と取材前に試写を観せていただいた私は立ち上がってツッコミを入れてしまう寸前(もちろん、平静を装っていましたが)。

というのも、劇中の高畑さんはマシンガンレベルの早口でヲタ用語を連発するし、菜々緒さんはコスプレ衣装に身を包んだとたんに人格まで変わるような白熱の演技を見せているんです。それが福田雄一監督のクスッと笑ってしまう脚本と、急に本格的になるミュージカル演出と相まって、恥ずかしながらヲタクカルチャーにあまり馴染みのなかった私でも、ヲタの熱量ってすごい! と思わされる完成度の高い作品だったから。そう、そもそもお二人は尋常じゃない情熱をお芝居に注がれているはずだっ! とツッコミたかったんです(笑)。自分も情熱を注ぐものがあって、なおかつ他人の情熱にはリスペクトを持つ…そりゃもう、どうやったって素敵な人に思えるのです。

とはいえ劇中では、主人公たちが「情熱の対象=趣味」と「愛の対象=恋人」のどちらを優先するべきか悩む姿が描かれるように、趣味や恋や家族など、なにもかもに全力を注いだり、たとえ恋人であっても自分の好きなことに対して同じ熱量を要求したりするのは、どんな人にとっても困難。そこで折り合いをつけたり、相手を思いやって考えられるかどうかが、恋においても趣味においても幸せのカタチを探す第一歩になるんだなと思わされたのです。そして、素敵に見られたい私は、まず全力を注げる趣味を作るために、形から入ろうとしているのでした(趣味って往々にして初期費用がかさみがちですよね)。(TN)

anan 2188号:From Editors
試写の際、表紙に度肝を抜かれたプレス向け資料。劇中に登場する同人誌を再現するという、ここにも誰かの情熱が垣間見えました。


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