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From Editors No. 254 This Issue 平成最後の夏の夜は眠らない。 さあ、おしゃれして出かけよう!

THIS ISSUE

平成最後の夏の夜は眠らない。
さあ、おしゃれして出かけよう!

「話は変わって、今年の夏は暑くなさそう」と歌ってたのは1997年のくるりですが、ここ数年そんな「東京」はなく、今年もやはり酷暑らしいですね。30度越えの東京砂漠でおしゃれのことなど考えたくない。できれば毎日クーラーの効いた部屋でシエスタしてたいのがレディなわけです。ただ、日が暮れ出したら話は別。黄昏時のなにかが起こりそうなあの感じ。覚醒せずにいられない、この世で一番楽しい時間の始まりです。8月号の「夕暮れ過ぎのドレスアップ」特集はそのワクワク、ソワソワを1冊にしました。

巻頭『Darling♡Take my hand』は退屈なパーティーを抜け出す女の子のファッションストーリー。ドレスを着た女子の肩にファサッとかけられたのはボーイフレンドのものと思しきジャケット。紡木たく的世界にも通ずるドリーミィな22pは必見です。『SUMMER NIGHT TOKYO GUIDE』では「夏は夜」と言った清少納言よろしく、夜の東京の楽しみ方をじっくりガイドしています。さらに夏の夕暮れに訪れる感情、「切ない」を突き詰めたくて、日本のど真ん中に切なさを投げ続けて来た音楽プロデューサーの小林武史さんにお話を伺いました。写真家の奥山由之さんには「切なさ」を撮ってくださいとお願いしたら佐久間由衣ちゃんと海に行って来た。そうやって『切なさって何だろう?』というめちゃエモなページが出来たよ!

ほかにもドライブデートにシルクブラウスの提案や真夏の黒の着こなし方、さりげなさがかわいいヘアアレンジやサマードレスに映えるボディの作り方、マジックアワーに飲みたいシュワシュワ泡もの特集も。よければ一緒に2018年の夏の夜を楽しみませんか。

 
編集長 河田紗弥