マガジンワールド

From Editors No. 257 This Issue チャーミングに上品に。 イケイケGINZAレイディーズ!

THIS ISSUE

金木犀が香ってきたら、
冬の装い始めのサイン。

おしゃれの目的は、自分が気分良くいられるためというのと同様に、「そこにどう居るか気にかけること」も大きいと思います。例えば、ある晩秋の朝、通勤の銀座線ホームで、どういう格好の自分がいる景色が素敵なのかを考えてみることといいますか。TPOというほどの話でもなく。冬の東京の街に溶け込みながらも少しはっとする装いをしていられたら、すごくチャーミングです。そういう意味で、コート選びはとても重要だし、今季はコートと同じくらいの存在感のニットも大切。まだ寒すぎない時期にはざっくりとした厚手のセーターがアウターがわりにもなりますよね。スマッシュヒット中のレオパードを取り入れてみるのも手。レオパード初心者や苦手な方でもきっとトライしてみたくなるかわいく新鮮なスタイリングを提案しています。
こんな冬のおしゃれ計画を練りながら、部屋でのんびり過ごすのにおすすめなのが、海外ラブコメ大全。面白いネット配信ドラマもたくさんある昨今ですが、2時間ちょっとで(つまり一晩で)完結できる映画に絞りました。そして日本のドラマも大好きなGINZAは10月スタートのドラマ『獣になれない私たち』に興奮し、主演の新垣結衣さんと脚本家の野木亜紀子さんの初対談を実現!ガッキーファンなら思わず頷いていただけそうな野木さんとのトークならではの内容です。その勢いで、「脚本家と女優」という切り口で4人のドラマ好きライターによる寄稿も。(私のバイブル、『恋のチカラ』が出てきて嬉しい!)

また、秋と共に急に深まるのがアート欲。お気に入りの作品と一緒に暮らしているレディ達にその魅力を聞きました。構えることなくアートを身近に感じていただけると思います。さらに大好きなレストランの方々がホームパーティに何を持っていくのかも大調査。食のプロが選ぶホムパ食材、必見です。
ビューティーもおこもり向けに。このテキストを小さなMacBookに向かって打っている今現在も進行しているかと思うと恐ろしい「デジタルエイジング」…。ブルブル。ここから今すぐ脱却するための特集と、女性なら誰もが夢見る「あと2mm、私の睫毛が長ければ…」を叶える睫毛特集です。

最後に。カラオケの十八番を通してその方の一面を知る人気連載「アノコノオハコ」では、作家の吉本ばななさんがユーミンを歌ってくださっています。ばなな×ユーミン、夢のコンボです。
おしゃれもカルチャーもビューティーもたっぷり詰まった1冊、秋の夜長にゆっくり楽しんでください。

 
編集長 河田紗弥