「ダイエットに効くホルモンを追いかけ辿り着いた料理は?」 Tarzan Editors No. 782 最新号より part 1
From Editors 最新号より part 1
ダイエットに効くホルモンを
追いかけ辿り着いた料理は?
トレーニングやダイエットに良いホルモンをドバドバ出す、あるいはその働きを利用する。『ターザン』では7年ぶりのホルモン特集。久方ぶり、ではあるけれど、ヒトのカラダは変わらないしそんなうまい話があるのかと、正直そう訝っておりました。
テーマ「ダイエット(食欲管理)」の取材では最前線で研究されている京都大学大学院農学研究科の佐々木努先生を訪ねました。いざ、「ホルモンを利用して、食欲をコントロールすることはできるんですか?」などと矢継ぎ早に伺うと、「あるよ(ありますよ)」とどこかのバーテンばりに次々とデータ、エビデンスを出していただきました(!) なかには先生が講義用にと、取材直前まで作成されていたホヤホヤのスライドからも。
主に小腸あたりから分泌される消化管ホルモンの働きを利用した食べ順が鍵となるのですが、これを聞いていた取材スタッフがひと言。「これって、会席料理の順番とほぼ同じですよね?」。すると「その通りです、講演会でも最後にそう伝えます」と先生がお答えに。
先付、椀物、向付……、なるほどあれらはきちんと理にかなった料理だったのか。ならば、オールベストな『ターザン』オリジナル会席料理ができないか!と、管理栄養士・河村玲子さんに料理を依頼。
おかげでリッチな料理が誌面に登場しました。もちろん毎日これを食べることなんてできないので、中食・外食でのアレンジ方法も。
時折新しく発見されるホルモンは、とても面白いです。最新研究を落とし込んだトレーニングもぜひ、誌面でご覧ください。
● 担当:キドクック