「コロナが起こす要らぬ心配。」 Tarzan Editors No. 790 最新号より part 2
From Editors 最新号より part 2
コロナが起こす要らぬ心配。
この特集も、編集作業の時期は緊急事態宣言のまっただなか。しかしながら、いつもお世話になっているトレーナーさんたちのご協力により、ご本人たちの実演を、密を避け、換気をしながら撮影することになりました。
事前のオンラインでの打ち合わせで、いつもはシュッとしている、あるトレーナーさんがパソコン画面に現れたとき、軽い衝撃が。「いやー、髪の毛とヒゲが伸びちゃって。美容院に行けなくてねー」。そうですよね、無理もないです。わりと、洞窟から久々に出てきたぐらいの伸び具合で、実に男らしい。「ワ、ワイルドで素敵です。今の時期はコロナ収束の願掛けで髪やヒゲを伸ばしている人、い、いますもんね」と切り返し、なんとかエクササイズの打ち合わせを終えました。
今回はモデルとしてのご登場なので、念のためヒゲ問題をゴルゴ13風に上司に報告したところ、
「願掛けか、じゃあ剃れないな」「はい、おそらく」
「その願掛けは厳格なのか?」「わかりません」
「ちょっと整えるくらいできないのか?」「……」。
ヒゲに関して、ギャグのような不毛な会話が続きます。結局、ヒゲを剃っていただく方向で交渉してみることに。恐る恐る聞いてみたところ、「あー、いいっすよー」。実に明快なお答えをいただき一発解決、特に願掛けもなかった模様。いつも以上にシュッとしたお姿で、キレのいい動きを撮影させていただきました。ありがとうございました。拍子抜けする杞憂のあれこれ、それも初めて対決する新型コロナのせい。そんなこともあったよね、と笑える時期が早くきてほしいですね。
● 編集:M