「皆さんの愛用品を尋ねてきました」 Tarzan Editors No. 808 最新号より part 2
From Editors 最新号より part 2
「皆さんの愛用品を尋ねてきました」
今回、僕が担当したのは「私の名品」というページ。トップアスリートからビジネス界の重鎮まで、35周年にふさわしすぎる面々に、愛用品を伺う企画です。
取材を行なっていて興味深かったのは、その人の愛用品から性格や個性のようなものが伝わってくること。例えば、エグゼクティブ編にご出演いただいた星野リゾート代表の星野佳路さん。スキー板と靴下を挙げていただきましたが、両アイテムともに性能はもちろん、そのバックストーリーにも惹かれていると仰っていました。星野さんのモノ選びが、「ホテル運営をするうえで、コンセプト作りに重きを置く」という経営方針にも通じている気がし、妙に納得。他にも、レジェンドアスリート編にご出演いただいた元サッカー日本代表の中澤佑二さんは、バックパックも靴もガシガシ使えること最優先。こちらも、かつての中澤さんのタフでパワフルなプレースタイルとの共通点を感じます。
ではそんな僕はというと、あえての有線イヤホン(ワイヤレスだと充電が面倒なだけ)、味が出ていると言い張る汚れたスニーカー(手入れをさぼっているだけ)、現金は持たないから財布はコンパクト(持たないではなく持てない)と、こちらも自分のだらしなさと何かにつけて言い繕う性格が現れているような。嫌ですね〜、まさに「自分のモノ見て我が振り直せ」ですね。なんてまた、たいしたことないことを、上手いことを言ったつもりで言いくるめようとしています、ボク。嫌ですね〜。
● 編集:M