From Editors No.1942
From Editors
編集部リレー日誌
To love or not to love, that is the question.
私が担当している恋愛相談の連載で、読者のみなさんから寄せられるお悩みで一番多いのは“ときめかない、好きな人ができない”。恋心を忘れてはや幾年…なんて方もおられます。「大人の恋」をテーマにした今号、恋愛の“原点”に立ち返ってみて、“人を好きになることとはどういうことか、恋愛とはそもそも何なのか”と、ananなりに「恋愛論」と題して、考えてみることにしました。
社会学者の方からAV監督の方まで、あらゆる職種、立場の方々にお話を伺う中で見えてきたのは、恋愛が身近になりすぎて忘れかけてしまっている“恋と愛の本質”と、みんなが今抱えている(でも正面から向き合うとツラいから、目をそらしがちな)課題。社会学者・大澤真幸さんが取材中におっしゃった「傷つくか、恋をしないか、どちらかしかない」という言葉は、個人的にグサ〜ッと刺さりましたが、改めて気づかされることや金言がたくさん詰まった「恋愛論」となりました。
恋を探している人、結婚したい人、過去から抜け出せない人…それぞれの恋愛事情の中で、一歩前へ踏み出す勇気の一助となりますように…!(M)