From Editors No.1962
From Editors
編集部リレー日誌
内臓の声を聴け!
「肝臓と腎臓って、本当に健気なんですよ…」。
肝臓と腎臓とキレイの関係の取材で、識者の先生が開口一番、つぶやかれたのはこんな言葉でした。胃や腸は、調子が悪くなるとすぐに痛くなったり、たまったり、下したりするまさにひな壇芸人のごとく「リアクションが早い」臓器なのだそうです。対して、肝臓と腎臓は、文句も言わずにひとまず受け入れて、もくもくと働くのだそうです。
そこでわかったのは、とにかくわたしの肝臓と腎臓は、悲しいほどにいたわってもらえていなかった、ということ。圧迫されたり(姿勢悪い)、冷やされたり(冷たい飲みもの好き)、食べ物やアルコールを過剰摂取されたり(食いしん坊で呑み助)…。まさにトリプルパンチをくらっている状態でした。
それからというもの、内臓特集の取材の間じゅう、わたしの脳内で繰り広げられていたのは、「臓器の中心で、わたしに向かって何か叫んでいる、肝臓と腎臓」のイメージ。そしてそれは、こう叫んでいるのです。
※当方、関西出身ゆえ、以下、関西イントネーションでお読みください。
「おぉ~い、聞こえますか~?(←サバンナ八木風に)。僕ら~、ずぅ~っと働きっぱなしなんですわ~。せやから~、いま~、限界きててぇ~、疲れとるんです~。(大声で)や・す・ま・せ・て!!」
…申し訳、ございませんでしたぁ!(←大和田常務風に)。
せめてもの罪滅ぼしに、取材後は、いつもはだだーっとかけるお醤油をちょろっとにしたり、腹八分目にしたり、ついプシュッといってしまう風呂上がりの一杯を、平日は控えたり、なんか、して……。
確かに、これを実行できた次の日は、翌朝、目覚めすっきり! カラダもなんか軽いんです。内臓の声を聴ける人は、キレイになれる。ぜひ、みなさまもお試しを! (KS)