From Editors No.1966
From Editors
編集部リレー日誌
空前の大ヒットを記録している漫画家さんの描き下ろしにご注目あれ!
ananに所属して4年と少し。そしてセックス特集を担当するのは実に3回目となった編集Sです。今年もこの号が回ってくるなんて、ある意味運命! ですが、まだまだ未知の世界が多すぎて、その道のベテランと呼ばれるにはほど遠い…。
さて、この号の企画会議の際、わたしが熱を込めていた企画がありまして…ちょうど最近、某外資系PRの友人にゴリ押しされてハマっていた漫画があったんです。その名も『S-friends〜セフレの品格〜』!! これがま〜面白い! アラフォー女性の性と心の葛藤を描いたもので、もちろんセックスシーンもたっぷり♡ でも、ただエロいだけじゃない。気づくと涙をこらえているくらい、大人の女性の恋愛のジレンマや、心の痛みが丁寧に描かれているのです。
驚くべきことにこの漫画、なんとデジタルコミックで驚異の870万ダウンロードを突破しているとか…! やっぱりね。面白いもの。わたしがこの漫画を勧めようとしたライターの女の子も、既に愛読者でしたし。
と、ここまで長々とすみません。実はこの度、念願叶って、作者の湊よりこさんにショートストーリーを描いていただけることになったのです! 新刊発売前でかなりお忙しい時期だったはずですが、ご本人は本当に気さくで素敵な方でした。「昔から読んでるananで描けるのはうれしいですね」とおっしゃってくださり…。
描き下ろし漫画のテーマは、「What’s ecstasy?」。女性にとって、エクスタシーを感じるのって、意外と難しかったりするもの。挿入ではイケなかったり、恥ずかしくて願望が言えなかったり…でも、先生いわく、「とにかく互いに正直に。自分を解放して」とのことでした。さらには、「カラダも心も満たされている女性は柔らかく、艶っぽい。いつかしなくなる時がきても、あー、あのときのセックスは最高だった、と昔を懐かしんでマスターベーションもできる。だから、セックスはできるときにたくさんした方がいいんです」とも。先生、おっしゃる通りです。女性が性にオープンになるのは、悪いことじゃない。興味を持って、たくさん快感を得ることで、女性はどんどん綺麗になり、気持ちまで満たされていくものですよね。
この号を手に取ってくれたあなた。ぜひ、湊先生のエロスの世界を覗いてみてください。少しでも多くの女性が、最高のセックスでエクスタシーを感じられますように♡(S)