From Editors No.1986
From Editors
編集部リレー日誌
子供のころ37℃で学校休んだことがある人、
それは、ズル休みだったのです…。
みなさん、自分の平熱が何℃か知っていますか? 体温計や血圧計で有名な「テルモ」が調査した結果によると、最近の平均体温は36℃前半だとか。でも実は、日本人の平均体温とされているのは36.89℃なんです。取材で、『平熱37℃で病気知らずの体をつくる』の著書がある吉村尚美先生に最初教えてもらったときは、すぐには納得できなかったのですが…だって体温を測って37℃だったら、「ちょっと熱っぽいかも?」とか、「学校休めるかも?」って、子供のころ思ったことありますよね?
で、吉村先生に正しい体温の測り方を伺ったら、昔ながらの水銀柱の体温計がおすすめとのこと。誌面に載せようと思って水銀柱の体温計をあらためてよく見たら、37の数字だけが赤字に。もしかして…。これって、発熱ではなく平均を示してたんだと、初めて気づきました。最新の電子体温計をネットで確認して、さらに発見! 商品に表示されてる体温例がどれも36.8℃。平熱37℃説、実は常識だった?かと思うと、かなり恥ずかしい…。
37℃がいい理由、詳しくは本誌を見ていただくとして、書き切れなかったことを、ひとつご紹介。吉村先生曰く、食事は1日3食にこだわらなくてもよいのだそうです。4食食べていい、じゃないですよ。“規則正しく3食”にこだわらず、お腹がすいたなあ〜と本当に思えるまで食べなくて、正解だとか。それに1食抜いたり、ときどき断食するのもいい。それくらいが、体温を上げるために重要な“腸”にとってはうれしい。体温も上がるし、なんか痩せられそうですよね。
今回の特集のテーマは“体温を上げよう”ですが、取材して気づいたのは、上げようでなく、ずっと下がり気味な体温を元の37℃前後に戻そうってこと。上げるのは大変な感じがしますが、戻せばいいだけと思えば、できそうな気がしませんか?(M)