マガジンワールド

From Editors No.2026

From Editors
編集部リレー日誌

秘書が教えてくれた、ツールとしての手みやげパワー。
恒例の手みやげ特集、今回は相手に渡すシチュエーションごとに、様々なジャンルの手みやげ上手に、お気に入りを教えてもらいました。
すると、相手を思いやって選ぶ、というベースは同じでも、立場によってずいぶんとセレクトの基準が違ってくることがわかりました。

例えば海外出張の多いバイヤーは、トランクの中でかさばらないかどうか、という基準が入ってきますし、PRだと最新のトピックで、受け取った人に「へぇ~!」と印象づけることが重要だったりします。
そんななか印象的だったのが、秘書の方々。
彼女達は手みやげを用意はするけれど、それを渡す瞬間に立ち会うことは、基本的にはないのです。会うことの無い相手のことを思って、職場や家族構成、果ては健康状態までリサーチして渡す品を選ぶのです。
選んだ品で上司に恥をかかせないよう、渡すお菓子自体も気を使います。本やネットで情報を探し、百貨店で実際のサイズ感を調べたりもするそう。そして、会話のネタになるように、その品にまつわるエピソードを上司に知らせておくことまでが、仕事。
それなりに気を使う業務ですが、秘書の仕事の中では、当然ながらほんの些細な割合です。でもボスと、その仕事相手の関係が円滑に進むことを願って取り組んでいるのだそうです。
たかが手みやげ、されど手みやげ、コミュニケーションツールとして活用する様子に感心しきりでした。

そんな秘書の方々が選んでくれた重厚感ある逸品から、ビジュアルで盛り上がること必至のスイーツまで、これでもかのバリエーション、ぜひ誌面でご覧ください。(N)

 撮影現場の一コマ。ブラウニー、どらやき、ガレットにおまんじゅう。50品以上のお菓子を撮影したあとはスタッフ一同おいしくいただきます。幸せなひとときですが、徐々に塩気を欲してくるのでした…。

撮影現場の一コマ。ブラウニー、どらやき、ガレットにおまんじゅう。50品以上のお菓子を撮影したあとはスタッフ一同おいしくいただきます。幸せなひとときですが、徐々に塩気を欲してくるのでした…。


アンアン No. 2026

手みやげ大賞

509円 — 2016.10.26
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アンアン No. 2026 —『手みやげ大賞』

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