From Editors No.2027
From Editors
編集部リレー日誌
もしかしたら幻だった!? 干し柿の絶品つまみ。
お酒のつまみにぴったりな作りおきを教えてもらいに、本誌の連載でもおなじみの“chioben”さんこと、料理家の山本千織さんのアトリエに行ってきました。今回教えていただいたのは全部で7品。
でも、実はいまだから言えますが、この撮影日当日、大問題がひとつ発生。7品のひとつ「干し柿バター」に欠かせない食材、干し柿が手に入っておらず! 撮影日がまだ干し柿の時期に少しだけ早かったのですが、購入予定だったお店への入荷が、1日違いで間に合わず…。その場で、都内の主要な百貨店の野菜&果物売り場へ、干し柿求めて、片っ端から電話することに。でも、思いつくところ全てが空振りに終わり、別のドライフルーツに変更? いや、メニューごと変える? いよいよ決断を迫られていたときに、百戦錬磨のライターKさんから「あとは、一年中置いてある可能性があるとしたら、各県アンテナショップとか?」「柿は何県?」と声が…。関西出身の担当、「柿といえば、富有柿で有名な和歌山!」と、「柿の葉寿司の、奈良県!」。
和歌山県アンテナショップ、有楽町の「わかやま紀州館」に問い合わせると、なんとありました、干し柿! さすが、和歌山!? というわけで急きょ、アシスタントさんに買いに走ってもらい、無事誌面に掲載されている「干し柿バター」が完成。甘めのカクテルなどとの相性も抜群ですが、これ、バゲットなどに塗っても絶対おいしいです。
この特集の担当キャップには、無事撮影したので今まで黙ってました…。お許しを〜。 (担当M/父親が奈良出身)