From Editors No.2035
From Editors
編集部リレー日誌
ピピッと簡単、冷えチェック。
特集の扉ページで冷え性外来の先生に取材したときの話です。そこの外来では、診察時に冷えのレベルをチェックするのに、非接触型の体温計で測ってみる、と聞きました。脇に挟んでじっと待たなくても、赤外線センサーをおでこに当てるだけで一瞬で体温が測れる便利なもので、赤ちゃんの体温を測るのによく使われています。それで患者さんを計測すると、おでこの温度と手先や足先の温度が10度も違うことがあったとか。これは面白そう、とさっそく購入し、編集部でスタッフの体温を測ってみました。
多くの人は、手先も頭も36度台の健康体だったのですが、ライターHさんを測ってみると、思わず「おぉ」と声が漏れてしまいました。頭のなかがフル回転であろう原稿執筆中だったからか、なんとおでこの計測値は38度台。ところが、足下を測ってみると34.5度。10度まではいかないけれど、相当の温度差です。
聞けば「湯たんぽを入れて寝ても明け方目が覚めてしまうので、電気あんかを使っている」ほどの冷え性体質。そんな冷えを自覚している人でも、数値化されると、あらためて冷え対策をしなくてはだめですね、と気合いが入った模様です。機会があれば、ぜひ手先・足先を測ってみてください。冷えに無自覚な人ほど、実は低体温で、体は悲鳴を上げてるかもしれませんよ。(N)