マガジンワールド

突破口はどこにあるか? 答えは実は、とてもシンプルな気がします。 From Editors No.2161

From Editors
編集部リレー日誌

突破口はどこにあるか?
答えは実は、とてもシンプルな気がします。

発想力、パラレルキャリア、エニアグラム…。今回、突破口をどうやって見つけるか? いろいろな方向から取材しました。その中でお会いした皆さんのお話をいま振り返ると、突破口へのアプローチはそれぞれ違いますが、実は基本となる部分には共通項が…。

「発想力を鍛えるのには、普段から練習を積む必要が」とは、PRディレクターの加藤昌治さん。練習のコツはたとえば、ショッピングに友達など誰かと一緒に行くこと。一人だと行かないお店やチェックしないアイテムなど未知のモノと出合える可能性が高くなるからだそうです。「新たなコミュニティでの出会いから想像もしていなかった人脈が広がる」とは、ジャーナリストの堀潤さん。自ら取材し発信するだけでなく、NPOやNGOの活動を世の中に伝える活動にも力を注ぐ堀さん。堀さんの連載「社会のじかん」を担当していますが、その人脈の広さにはいつも驚かされます。本業以外に3つの複業を持つパラレルワーカーの三原菜央さんも「1つ目の複業で出会った人との縁や紹介で、2つ目の複業へと自分の居場所が広がっていった」のだそう。「どうしたら売れるかなんて考えたことないです」と言う、ブレイク中のお笑い芸人・野性爆弾のくっきーさんも、「仕事が増えていったのは、芸人の先輩方が『おもろいやついますよ』と紹介してくれたおかげですね」と…。

一人一人を別々に取材しているときにはそれほど意識してませんでしたが、今回の特集を終えてあらためて気づかされたのは、突破口を見つけるのに大事なのは結局のところ“人との出会い”なんだなぁと。当たり前すぎますが、これに尽きる気がします。皆さんにも、そのことをちょっと頭の片隅に置いて、この号を読んでいただけたらと…。(M)

anan 2161号:From Editors
左から堀さん、NPO法人「国境なき子どもたち」の松永晴子さん、マリオネット作家のオレンジパフェさん。ヨルダンのシリア難民キャンプ取材で繋がる。


アンアン No. 2161

突破口の見つけ方。/山田涼介

591円 — 2019.07.24
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アンアン No. 2161 —『突破口の見つけ方。/山田涼介』

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