マガジンワールド

Tarzan Editors No. 632 フロム エディターズ

編集長かく語りき

セミ、今年は少ない気がします。週末のトレーニングで訪れた、神奈川の丹沢。西丹沢の初夏、明け方の森を歩くと、足元から一斉にエゾハルゼミが飛び立ち、日が昇るにつれシャワーのような鳴き声が山々にこだますのですが……。今年は、あまり聞こえません。そう言えば、近所の公園でもアブラゼミの声が少ないかも。セミの抜け殻を探してみても、圧倒的に数が少ない……。サイレントサマーなんて言い方もあるようで、2007年の冷夏の影響を指摘する人もいるようです。エゾハルゼミの声は、南フランス・プロヴァンスに生息するセミの声にも似ており、ファストハイクや自転車での峠越えの絶好の伴走曲だと思っています。音色が厚かましくなく、カラッと乾いていて、少しモノ悲しい。その伴走の曲がない山は、静かすぎて、ちょっぴり寂しいですね。

●『ターザン』編集長 大田原 透


最新号より

季節別居中のカップルにも、ぜひ読んでいただきたい の巻

暑中お見舞い申し上げます。

天候の安定しない暑〜い毎日、皆さんいかがお過ごしですか?

この暑さですが、世の大半の女性のご多分に漏れず、映画館や百貨店、最新オフィスビルなどの冷房がキツいところに行くと、すぐに風邪をひいてしまうため、この季節、巻きモノ、羽織りモノは欠かせません。ワタクシ事続きで恐縮ですが、昨秋引っ越しまして、いまの住居で初めての夏を迎えています。就寝時、以前は10階に住んでいたので、夏は少し窓を開けてなんとかしのいでいたんですが、今は2階。防犯上、窓を閉めざるを得ず、クーラーつけたりけしたり、おちおち寝付けず疲労回復もままなりません。毎日ボンヤリしてるなぁ、と言われたら私は「夏の寝不足のせいです」と言い訳しますが、そんなわけにもいかない方もいらっしゃるでしょう。

そんな皆さんにぜひ読んでいただきたいのが、今回の〈夏の睡眠、夏の入浴〉特集!

特にオススメしたいのは、就寝時のクーラー活用術の企画です。男女の体感温度の差について解説しつつ、効率的で冷え過ぎないクーラーの使い方を伝授。暑くて寝苦しい彼、寒くてブルブルの彼女、カップルの「季節別居」の原因ともなる寝室空調問題に鋭く切り込み、解決方法を導きます! 男女の違いを理解し、思いやりながら、涼しく眠って快適な夏をお過ごしくださいませ!

●担当:Tazako


定例より

スタッフの楽しみ の巻

クルマの定例のスタッフの楽しみは、多岐に渡ります。

クルマ好きだから新車に乗れることは何より嬉しいこと。ロケ先に行くと、コレ新しいモデルだよね? と寄ってくる読者候補? の方々に乗り心地は? リッターは? とあれこれインタビューされて、ちょっとした会話を楽しむなんてこともあるのです。

ロケ。こちらは都内ですることもあるのですがワタベの信条として、クルマはロングで乗るもんだというよく分からないこだわりで、いつもロケ地には遠い場所を選びます。1日700kmの移動だって厭いません。スタッフはどう思っているのか、果たして……。

と心配しながら考えるのがご当地でのうまいもの。撮影後のスタッフの労をねぎらうために、そして次なる撮影のためにいいアイディアを思いついてもらうために、とにかく美味しいところを探します。こんなゴハンも楽しみの一つ。
撮影後の帰路にも楽しみが。だいだい高速道路を利用して帰ってくるわけですが、サービスエリアにいけば、その地域の新鮮とれたて野菜が、東京では考えられない驚きの値段で売られているのです。

クルマの撮影スタッフはもうコレを買うのに夢中。毎回申し合わせたように、自然とクルマがサービスエリアに吸い込まれて行きます。

会社について荷物を持って編集部にいけば、一体何をしてきたの? 状態。撮影帰りというよりも、野菜をパンパンに詰め込んだ買い物袋を引っ提げて、タイムセールの争奪戦に勝利、充実感に溢れきったオバちゃんの顔で帰社ですから。いや〜やめられません。

●担当:これも仕事……?ワタベ


編集部だより

朝活ってホントに効くのかよ!? の巻

私は最近、朝5時に起きています。というか目が覚めてしまいます。とにきは4時半ということも……。とほほ。なんだかおじいちゃんみたいだなあ、と己の加齢具合を嘆いていたのですが、世の中なんだか「朝活」ブーム。本もたくさん出ています。早起きすれば、すべてうまく回り出す。人生が変わる、金が儲かる、出世できる、肌もキレイになる、などなど、まさに良い事ずくめ! ホントかよ、と思ってしまいますが、自分の実感から間違いなくいえるのは、1日の時間をホントに長く使えるということです。たとえば休日。5時に起きて、5時半に朝メシ、コーヒー飲んでゆっくりして6時。家のまわりを軽く走って6時半。汗だくウェアのまま掃除して7時半。シャワー浴びて8時前。ここからあとは、なんでも好き放題です。映画や本を楽しんでもよし、なんなら二度寝してもよいのですが、朝ランのおかげで気分はすでに軽くハイ。買い物にでも行くかと時計をみたら8時半。まだ店が開いてない……苦笑。という感じになります。だいたいの用事は午前中ですみます。午後はがら空きです。なにをしてもいいという余裕の時間は、予想以上のリッチな感覚をもたらします。朝活本では「ゴールデンタイム」と呼ばれていますが、本当に黄金色の時間。株式とか勉強したら確かにお金だって儲かりそう。あ、こんな風に考えてたら確かにいろいろうまく回り出しましたね。今回の朝活特集は、ともかくそのきっかけのひとつになればいいなあ、と思いながら作りました。ぜひゆったり、あなたの朝活タイムに読んでみてください!

●担当:K・K


ターザン No. 632

夏の睡眠、夏の入浴。

524円 — 2013.08.08電子版あり
試し読み購入定期購読 (27%OFF)
ターザン No. 632 —『夏の睡眠、夏の入浴。』

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