もしクルマ定例ページの新担当になっていなかったら、免許失効していたかも……。それくらいクルマに乗っていませんでした。クルマの知識もほぼ皆無。同じく新担当になったモータージャーナリスト、石井昌道さんとの移動中の会話はいつも「ディーゼルって知らないかぁ、オッケー。左ハンドル運転したことない？ オッケー。ハンドル強く握り過ぎかな、それ。あと車線ぎりぎりだから少し右へ、それでオッケー」石井さん、ローラみたい……じゃなくてオッケーばっかり言わせてすいません！　という感じなわけです。

そんな私でも、クルマを選び、このクルマでどこに行きたいか？　と考えはじめると「このタフなミニバンだったら、富士山の見えるオートキャンプ場にドーンと乗り込んで、積み込みまくったキャンプ道具を広げて、BBQに星に朝の珈琲……ウフフ、さぞ楽しかろうに」などと楽しい週末のレジャーシーンが次々と浮かんできます。クルマは、土日のレジャー目的地“量産”装置かも。そしたら毎週、クルマな週末！　そんなわけで、前々号からの定例タイトルは「クルマな週末」になりました。今号はまさに、富士山の見えるオートキャンプ場に乗り込んでサマになる、男前な１台。誌面にてご一読いただければ幸いです。